怪獣造形界のレジェンド“村瀬継蔵、50年の構想を映画化 主題歌はドリカム、鈴木梨央・釈由美子・斎藤工ら出演

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2024年02月28日 06:01  ORICON NEWS

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映画『カミノフデ 〜怪獣たちの居る島〜』 (C)2024 映画「カミノフデ」製作委員会
 怪獣造形界のレジェンド“村瀬継蔵(88)が、初総監督として自身50年の構想を映画化した『カミノフデ 〜怪獣たちの居る島〜』のビジュアル&特報が解禁となった。また、主題歌はDREAMS COME TRUEの書き下ろしの新曲 「Kaiju」に決定。本作は3月2日に「大阪アジアン映画祭2024」の特別招待作品として世界初上映され、今夏に劇場公開される予定だ。

【動画】『カミノフデ 〜怪獣たちの居る島〜』特報

 美術造形家の村瀬は、「ゴジラ」シリーズや「大怪獣ガメラ」、「仮面ライダー」などの造形を手掛け、怪獣造形の礎を作ったと言われているレジェンド。昨年末に米寿を迎えた現在もCM映像や劇団四季の舞台造形・美術など数多くのセットや造形を手掛けている。

 スタッフには村瀬の50年の夢を叶えるために日本を代表する特撮クリエイターたちが集まった。村瀬と同時代を生き、「ゴジラ」シリーズに関わりつつ、さらに「仮面ライダー」シリーズや『蒲田行進曲』などにて一連のデザイナーとして活躍後、惜しくも昨年亡くなられた高橋章さんがオリジナルコンセプトデザインで参加。

 またゴジラシリーズの怪獣デザインを担当したとして知られる西川伸司をはじめ、”雲の神様”と呼ばれる背景絵師の島倉二千六、特撮ではロスガトスワークスの佐藤大介も参加するなど、特撮ファンにはおなじみの面々が強力にバックアップ。着ぐるみとミニチュアによるアナログ特撮にて表現されつつも、最新のエフェクト効果や合成技術を用いて、CGとはまた異なる味わいを持つ映像を作り上げた。

 出演者には、5歳の頃より子役として活躍する鈴木梨央。米津玄師「パプリカ」を歌唱したFoorinのメンバーとして活躍後、『ドラえもん』のコラボCMでスネ夫役を演じたことでも話題の楢原嵩琉。そのほか、釈由美子、斎藤工、佐野史郎、樋口真嗣監督など、特撮映画ではおなじみの顔ぶれがそろって出演。

 主題歌は、村瀬監督からの熱い要望で、自身と同郷(北海道・池田町)のDREAMS COME TRUEの吉田美和にオファー。中村正人も村瀬監督がこれまでに手がけた怪獣造形の大ファンであったこともあり快諾し、新曲「Kaiju」(作詩:吉田美和、作曲:吉田美和、編曲:中村正人)を書き下ろした。

 本作は、村瀬が1970年代に香港・ショウブラザーズに依頼され、書き留めたプロットを基に作られたオリジナルファンタジー作品。

 特殊美術造形家・時宮健三が亡くなった。祖父である時宮の仕事にあまり良い思い出がなかった朱莉は、複雑な心境でファン向けのお別れ会を訪れていた。そこには特撮ファンである同級生の卓也の姿もあった。朱莉と卓也は、時宮が作ろうとした映画『神の筆』に出演する予定だったという穂積と名乗る男と出会う。

 祖父が映画を作ろうとしていたことを初めて知る朱莉。穂積は、おもむろに鞄から『神の筆』の小道具である筆を手に「世界の破滅を防いでください」と話すと、その言葉とともに朱莉と卓也は光に包み込まれた。気づくと二人は映画『神の筆』の世界に入り込んでいた。そして、映画に登場しないはずの怪獣ヤマタノオロチがこの世界のすべてを破壊し尽くそうとする光景を目の当たりにする。元の世界に戻るため、二人は時宮が作るはずだった映画『神の筆』の秘密に迫っていくのだが…。

 特報には、いくつもの頭を持つとされる伝説の怪獣・ヤマタノオロチが大きく描かれており、この怪獣とどのような物語が展開されていくのか、非常に楽しみな仕上がりとなっている。


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このニュースに関するつぶやき

  • うんうん���ϡ��� こういう、ゴジラでもウルトラマンでもないマジの怪獣映画が観たかったのよ����� 『大◯◯のあとしまつ』には、全く食指が動きませんでしたが��(NG)
    • イイネ!6
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