追加チケットが1分足らずで即完売のフォーミュラE東京大会。当日は音楽ライブや最新モビリティの試乗体験も

　日本初の本格公道レースとして、3月30日に東京都江東区で開催される予定のABB FIAフォーミュラE世界選手権（FE）第6戦『Tokyo E-Prix』。

　FEのシリーズ創立から10年を経て、初の日本開催となる東京大会は、1月18日に先行予約チケットが販売された際には約3分で完売するなど、大きな注目を集めている。

　その人気はさらに高まっているようで、3月1日より先着順で追加販売された3券種については、一般席は数十秒、車椅子席も2分未満で即完売となった。

　今回、大会主催者はグランドスタンド2棟分の用地を追加確保してチケットの追加販売を行ったが、新たに用意されたスタンドも満員が即決定。満席となった計24棟のスタンドを前にして、日本初となるフォーミュラEのレースが開催されることになる。

　特設コースのレイアウトは、東京ビッグサイト（東京国際展示場）の一部を囲む全長2.582kmのストリートサーキット。アップダウンのあるエリアや周辺の公道部分を含むデザインとなる特設コースでは、3月29日（金）の午後にフリープラクティス1で最初の走行が行われる。翌30日（土）は午前中のフリープラクティス2と公式予選、午後の決勝レースと三つのセッションが行われる予定だ。

　さらに、レースが開催されるコースに囲まれる位置にある東展示棟では、ゲームアリーナでのドライビングチャレンジや、音楽ライブ、グルメや様々な出展社のアトラクションなど、盛りだくさんのエンターテインメントを楽しむことができる。

　現時点で決定しているメインステージイベントは、レースのパブリックビューイングはもちろん、5人組ダンス＆ボーカルグループのDa-iCE（ダイス）のライブ、ファッションモデルの貴島明日香さんやお笑いタレントの古坂大魔王さんの登壇などが予定されている。

　さらに体験型コンテンツとして、新型パーソナルモビリティの試乗体験やZEV（ゼロ・エミッション・ビークル）の活躍する仮想市街を絵本の世界で楽しめる展示なども予定されているほか、複数台の有名キッチンカーが集まるマルシェや、『仮面ライダーガッチャード』と『わんだふるぷりきゅあ！』のキャラクターショーなど、大人も子どもも一緒に非日常を体感できるコンテンツが盛りだくさんだ。

　開催が近づき、徐々に観戦熱も高まってきているFE東京大会。残念ながら現在は追加チケットや当日入場券の販売予定はないようだが、今後また追加販売が行われる可能性もあるので、公式サイト（https://fiaformulae.com/ja/calendar/2023-24/r5-tokyo）にてさらなる情報の更新を随時チェックしておきたいところだ。

■フォーミュラE東京大会　開催概要
大会名：ABB FIAフォーミュラE世界選手権第6戦『Tokyo E-Prix』
開催日：2024年3月29日（金）〜30日（土）
会場：東京都江東区 東京ビッグサイト（東京国際展示場）周辺
第6戦公式サイト：https://fiaformulae.com/ja/calendar/2023-24/r5-tokyo