日本のファンタジー小説の原点『八犬伝 上・下』が映画化 主演に役所広司、内野聖陽や土屋太鳳らが出演

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2024年03月15日 07:13  ねとらぼ

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 山田風太郎さんによる小説『八犬伝 上・下』(角川文庫刊)が実写映画化。役所広司さんを主演に、内野聖陽さん、土屋太鳳さん、磯村勇斗さん、黒木華さん、寺島しのぶさんが出演することが発表されました。映画は10月に公開予定です。


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●滝沢馬琴を演じるのは役所広司


 『八犬伝』は日本のファンタジー小説の原点とも言われる作品。里見家の呪いを解くために運命に引き寄せられた8人の剣士たちの戦いを描いた“虚”パートと、滝沢馬琴の創作の真髄とそこで生まれた実話を描いた“実”パートがシンクロする物語です。


 主人公の滝沢馬琴を演じるのは、第76回カンヌ国際映画祭で最優秀男優賞を受賞した役所さん。失明しながらも『八犬伝』を28年もの歳月をかけて書き上げた役どころを演じます。


 馬琴の親友であり絵師の葛飾北斎を演じるのは、内野さん。八犬士の運命を握る伏姫を演じるのは、土屋さん。馬琴の息子・宗伯を演じるのは、磯村さん、宗伯の妻・お路と馬琴の妻・お百を演じるのは、黒木さんと寺島さんです。


 監督は、「ピンポン」「鋼の錬金術師」シリーズを手掛けた曽利文彦さんが務めます。


 役所さんは「読本作家 滝沢馬琴の几帳面な生活と彼が生み出す絢爛豪華な活劇。果たして馬琴にとってどちらが“虚”で、どちらが“実”なのか? 映画館でお楽しみ下さい」とコメントを寄せ、内野さんも「馬琴が北斎との友情の中で育て上げた『八犬伝』。家族を抱え、ままならない現実に悶えながらも華やかで正義感に満ちた作品を描いていく様は本当に見応え十分です!」とアピール。


 “虚”パートに登場する土屋さんは「現代の技術があってこそ実現できる『伝説のリアル感』が、“虚”パートの大きな魅力ではないかと思います」と語り、磯村さんも「“実”パートと“虚”パートそれぞれの物語がクロスしていく描き方は必見です」とコメント。


 黒木さんは「“現実”と”物語”を行き来する今作を、是非楽しんでもらえると嬉しいです」、寺島さんは「『八犬伝』のスペクタキュラーな“虚”の世界と私たちの“実”のパートがどうリンクしていくのか、楽しみにしていて下さい」と期待を込めました。


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