64歳女性・平均給与でも資産1億2000万円「40年間つつましく暮らしてきた」不足なしの年金生活

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2024年03月16日 20:11  All About

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老後の心配事といえば、やはりお金。現役時代にいくら稼ぎ、貯蓄をしておけば安心した暮らしができるのか。All Aboutが実施したアンケート調査から、東京都在住64歳女性のケースを紹介します。
金融庁の報告書に端を発して話題となった「老後2000万円問題」など、老後の心配事といえばやはりお金ではないでしょうか。もっと出世しておけばよかったと現役時代に後悔を持つ人もいるようです。

現役時代にいくら稼ぎ、貯蓄をしておけば安心した暮らしができるのか。All Aboutが実施したアンケート調査から、東京都在住64歳女性のケースをご紹介します。

回答者プロフィール

回答者本人:64歳女性
同居家族構成:本人、夫(67歳)
居住地:東京都
リタイア前の雇用形態:正社員
リタイア前の年収:200万円
現在の貯蓄額:預貯金2000万円、リスク資産1億円
現役時代に加入していた公的年金の種類と加入年数:不明

現在受給している年金額(月額)

老齢基礎年金(国民年金):なし
老齢厚生年金(厚生年金):2万3622円(特別支給の老齢厚生)
障害基礎年金や障害厚生年金(障害年金):なし
遺族基礎年金や遺族厚生年金(遺族年金):なし
その他(企業年金や個人年金保険など):個人年金約20万円(年額・70歳まで支給)

配偶者の年金や収入:老齢厚生年金と加給年金計154万5640円(年額)、個人年金約20万円(年額・70歳まで支給)、個人年金約33万円(年額・終身支給)

「つねに節約モードのため年金で十分足りている」

現在の年金額について満足しているか、の問いに「満足している」と回答した今回の投稿者。

その理由として「生活レベルを節約モードで維持しているし、給与収入などもあるので年金で十分足りています」と語っています。

ひと月の支出は約「22万円」。年金だけで「毎月賄えている」と回答されています。

「年金だけでなく給与・家賃・配当収入がある」

年金について、「私が65歳になると配偶者の加給年金がなくなるので、夫には繰り下げしている老齢基礎年金を68歳から支給してもらう予定です。私自身は65歳から老齢厚生年金のみ受け取り、老齢基礎年金は70歳まで繰り下げるつもりです」と計画的。

老齢年金にくわえ「支払い済み生命保険を個人年金に移行して、68歳から年額90万円くらい終身で受け取る予定でいます」とも。

また年金以外にも収入があるそうで、お仕事内容は不明ですが「給与収入手取り約340万円」、そのほか「家賃収入約96万円、配当収入約70万円」、「ポイ活、モニターなどで月2万円程度の収入があります」と複数の収入源をお持ちの様子です。

「夫婦ともに平均給与程度でも節約と投資40年で」

貯蓄も収入も十分ある投稿者。ただ、元から裕福なご家庭だったわけではなく現役時代からの節約と投資のたまものだと言います。

「年金生活以前からずっと節約生活をしていて、子供の学費が終わっても生活レベルを維持しています。エコの暮らしは長年積み重ねてきたので、光熱費はとても低額です。いちばんの節約は、必要なものしか買わないことです」とコメント。

また「最近は国が年金を維持できないので、投資、投資とせっついていますが、私は若いころからずっと投資をしてきました。夫婦ともに平均給与程度しかもらっていませんでしたが、つつましく生活して、積み立て投資も株も40年やってきました」と先見の明を持ち、それを継続し続けてきたからこそ今があると説明します。

現在も節約しながら年金生活を楽しんでいるそうで「JRの安い切符や航空会社のマイル、LCCを利用して安価に旅行するのが楽しみです。次の旅行の予定を立てるのが頭の体操になっています」とのこと。

いっぽうで、「今の若い世代はかわいそうだと思います。子供には生活費を援助しています。孫の学費も出してあげる予定でいます」ともコメントを残されていました。

※カッコ内の回答者コメントは原文ママです
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※投稿エピソードのため、内容の正確性を保証するものではございません
(文:あるじゃん 編集部)

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