「お金が貯まる人」に共通する5つの習慣って?

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2024年03月20日 21:41  All About

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「貯まる人」に取材していると、年齢や性別に関係なく共通している生活習慣があることに気がつきます。一見、関係ないように見える習慣や行動パターンが、どうして「貯める」「増やす」につながっているのかを考えてみましょう。

時間の使い方や趣味など、「お金が貯まる人」には共通点があった!

読者取材の時、取材テーマとは別に、毎日の時間の使い方や趣味などについても話をうかがいます。そんな中で「やっぱりそうなんだ」「この人もやってるんだ」と、共通する習慣や行動パターンがあります。

年齢や性別、職業など環境はさまざまなのに、なぜか同じようなことをしている……。こつこつ貯める、しっかり増やすためには、まず日常生活を見直してみるといいのかもしれません。

1. 早起き=朝の時間を有効に使っている

とにかく、早起きの人が多いのが最大の共通項。これまでも早朝は、仕事や家族に制約されることなく自分の意志で自由に使える貴重な時間でした。コロナ禍を経て、生活スタイルが多様化し、ますます重要な存在となっているようです。

しっかり睡眠をとってリセットされた状態の早朝は、自分のスキルアップのための勉強や読書、投資をしている人は運用状況のチェックなどをするのに最適のコンディションですし、家族が起きる前の静かな時間は作業もはかどります。

会社へ出勤する場合も早起きをすればラッシュ時間を避けて通勤できます。電車が空いている時間に通勤するとストレスも少なく、車内で読書などもできて時間を有効に使うことにもつながります。

会社に着いてからも、電話がかかってこない、同僚がいないなど、集中できる環境なので仕事がはかどります。「早く出勤して残業はしない」を心がけている人が多いのも特徴の一つです。

2. 健康に気を配っている

ジョギングやウォーキング、ストレッチ、半身浴……本格的なスポーツからちょっとした努力まで、レベルはいろいろですが、健康に気を配るというのも共通した心がけです。

というのも、健康は最大の節約と考えるから。病気になって通院すると、医療費や薬代で2000〜3000円はあっという間。日常の支出をこれだけ節約しようと思ったら、かなりの努力が必要です。

子どもの医療費は無料の自治体が多いようですが、病気だからといつもなら買わないデザートや果物を買ったりしませんか? 

医療保険に入っていても、保険から給付を受けるような病気にはそう簡単にかかりません。保険はあくまで「お守り」のようなもの。家族そろって健康でいることが、家計には何よりも貢献するのです。

3. 家計の収支は手書きor手入力で管理している

家計簿をつけている人はお金の管理ができている人、というイメージがあったのは今は昔。スマホアプリでレシートを写メするだけで家計簿が作成できてしまう時代ですから、記録するだけならさほど面倒ではありません。

そもそも家計簿は、よほど収支の管理ができない人以外は細かく記録することに、さほど意味はありません。重要なのは結果を振り返って使い過ぎの費目を把握し次月以降の支出に気をつけたり、資産状況の推移を把握することなのです。

お金が貯まる人たちはどのように支出を管理しているかというと、1カ月の費目ごとの合計や資産残高をノートに手書きをしたり、エクセルに手入力している人が多数派。そんな面倒なことは無理と思うかもしれませんが、1カ月に1回、20〜30程度の項目をチェックするだけ。

もちろんクレジットカードや各種決済の履歴、家計簿アプリの合計額などをもとに多少の計算は必要になりますが、ルーティンになれば数十分で終わる程度の作業です。

これを毎月続けていけば、年間の支出や貯蓄額といった資産状況をひと目で把握することができます。毎月の支出を細かく管理することも大切ですが、貯まる人になるためには長い目で資産を把握する必要があるのです。

4. 趣味を持っている

お金との付き合いは一生続きます。突然、奮起して節約や積み立てを始めても続けなくては意味がありません。だから、適度な息抜きが必要です。ひたすら貯めるだけでは、せっかくの人生なのに楽しくないと思いませんか。

しっかり貯めている人たちも、年に一度の家族旅行は欠かさない、有料チャンネルや動画配信サービスの契約は節約しない、定期的にスポーツ観戦や観劇に出掛ける……など、かける費用はさまざまですが、自分の予算内でしっかり楽しみを見つけています。

趣味にお金をかけたり、プチ贅沢をするという目標があるから、節約や貯蓄のモチベーションもアップするのでしょう。

5. ポイントを上手に貯めて、家計に役立てている

いまや日常の食費などはポイントで賄っているという人もいるくらい、見逃せない存在になってきたのがポイントです。「ポイ活」と呼ばれるポイントでおトク生活をするには、楽天ポイント、dポイント、Tポイント、Pontaポイントといった共通ポイントを上手に貯めることが必須。

どこで、どうやって使うとポイントがたくさん貯まるのか、おトクに使えるのかといったことを理解するのは少し面倒と思うかもしれませんが、ちょっとした違いで貯まるポイントが大きく変わりますから、節約と同じくらい見逃せない行動です。

まずは、自分がふだん買物をしている店やサイトではどのポイントが貯まるのか、どんな決済方法が使えるのかを確認して、貯めやすいポイントを見つけ、集中して利用するのが貯めるコツ。ブログやインスタグラムを検索すると上手に活用している人たちが見つかりますから、最初はそんな達人たちの貯め方を参考にするのも一つの方法です。

参考にしてみようと思う習慣はありましたか。何の努力もしないで、お金が貯まることはありません。でも、ただひたすら節約すればいいというものでもありません。貯蓄は長く続くマラソンのようなもの。取り組みやすいことから始めて、とにかく長く続けることが重要です。

文:鈴木 弥生(ファイナンシャルプランナー)

マネー関係の雑誌や書籍の編集・ライターとして活躍。自分の経験から「お金に弱い人」の心理を知りつくす。「お金を貯める第一歩」を踏み出したい初心者に向けて、押さえておきたいマネーの基礎知識を発信。
(文:鈴木 弥生(ファイナンシャルプランナー))

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  • こんな内容よりは【根拠となるバックデータも示せない妄想で「〜が共通点だ!」と偉そうに語ったりしない】の方が共通の度合いが高そうですけどね。
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