『離婚しない男』見逃し配信で全話累計3000万再生突破　鈴木おさむ氏最後の地上波連ドラで“有終の美”

　鈴木おさむ氏による地上波連ドラ最後の脚本作品であるテレビ朝日系土曜ナイトドラマ『離婚しない男』が16日に最終回を迎えた。第1話の見逃し配信は、テレビ朝日歴代全番組で最速の、60日間で770万再生を超え（ビデオリサーチにて算出　以下同）。さらに1時間拡大スペシャルで放送された最終話もわずか4日間で180万再生に迫るなど、第1話〜最終話の再生数合計が3000万再生を超え、今月末をもって32年間活動してきた放送作家業と脚本業から引退する鈴木氏にとって有終の美を飾った。

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　同作は、漫画家・大竹玲二氏による漫画『離婚しない男』（講談社ヤングマガジンKC）が原作。妻の不倫に気づかぬフリをしながら不倫の証拠を日々収集し、父親が親権を獲得するという困難な壁に立ち向かう男の姿を描くリコン・ブラックコメディー。

　TVerでも第1話〜最終話まで、毎回すべてランキング1位を獲得した同作。最終回当日に行われた「最終回直前!!　特別試写会＆NG無し！囲み取材会」では、鈴木氏が「どうにか最後にトータル3000万回再生とか行けたら、いいニュースになると思っています」とコメントしており、その思いが成就した形となった。

　同イベントに登壇した岡谷綾香役・篠田麻里子も「一生懸命全力でぶつかる機会をいただけた作品なので、娘にも胸を張って見せたいと思っています」とコメントしていた。

　最終回は、司馬マサト（小池徹平）と三砂裕（佐藤大樹〈EXILE/FANTASTICS〉）によって、愛娘・心寧（磯村アメリ）を誘拐されてしまった岡谷渉（伊藤淳史）と綾香。やがて、裕から心寧が監禁されている廃墟の地図が送られ、渉と綾香はすぐに向かうも、そこにはマサトが仕掛けた爆弾トラップがあった。また裕の出生にまつわる秘密が明かされると同時に、マサトが渉を恨む真の理由もついに明らかになった。