水森かおり、桂由美さんの「プロフェッショナルの凄み」に感銘 『紅白』ドレスを長年デザイン

0

2024年04月30日 18:20  Sirabee

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

Sirabee

(©ニュースサイトしらべぇ)

歌手・水森かおりが30日、Ameba公式ブログを更新。同日に訃報が伝えられたファッションデザイナー・桂由美さんを追悼した。

 

■『紅白』のドレスも担当

2003年に「鳥取砂丘」で同年の『NHK紅白歌合戦』に初出場して以来、昨年まで連続で出場している水森。

「桂先生とは2003年『鳥取砂丘』で紅白歌合戦に初出場させていただいた際の衣装でお世話になってからご縁をいただき、それから昨年までの紅白、コンサートやキャンペーンなど様々なドレスを着させていただいております」と、桂さんの手がけたドレスを数多く着用していることを明かす。

 

関連記事:デザイナー・桂由美さん死去…94歳まで生涯現役 「おしあわせに」1週間前に祝福された人も

■「プロフェッショナルの凄み」感じた出来事

そのデザインについて「桂先生のドレスはとにかく夢がいっぱい詰まっていて、デザインも生地も装飾も素晴らしく全世界の女性の憧れ! 着用すると背筋がシャンとなるような、また触れているだけで幸せな気持ちになり心が満たされていくのです」と称えた。

さらに、「そんな先生のプロフェッショナルの凄みを感じる出来事がありました」と切り出す。

 

関連記事:大地真央、『THE カラオケ★バトル』初MC 「ちょっと緊張もしました」

■プロ意識に「心から感動」

とある年の『紅白』で、本番前日のリハーサルの際、水森のベールのシルエットが気になった桂さんは、スタッフにやり直しを指示。「何メートルもの生地を使ったベール。さすがにスタッフの方も『先生、本番は明日です。1日しかありません』と言われました」と周囲も慌て、水森も驚いた。

「でも桂先生は『なに言ってるの、まだ1日もあるじゃない』とおっしゃったのです。桂先生のお言葉で一斉に直しに入り、翌日の本番には最高の衣装に進化していて大成功を収めました!」とつづる。

「このとき私は桂先生のドレスへの並々ならぬこだわり、プロ意識、最後まで諦めない心、全力を尽くす姿勢に心から感動したのです」と感銘を受け、「それ以来私は『こんなところでいいかな』と思わずに、桂先生のように最後まで諦めずに全力を尽くそう! と思うようになりました」と明かした。

関連記事:橋本環奈、『紅白』前夜に意気込み語る 赤ドレスに「美しすぎます」と反響

■昨年の“ドミノドレス”も話題に

水森は昨年の『紅白』でも、並べられていたドミノが倒れると色が早変わりするドレスを着用して話題となった。

「最後にお会いできたのは、昨年の紅白歌合戦のリハーサル。毎年毎年NHKホールまで足を運んでくださって、ギリギリまで衣装の隅々までチェックしてくださいました。昨年のこの日もドミノとドレスが一体化して見えるよう細部に渡り手直ししてくださっていました。とても心強く、本当に嬉しかったです!」と振り返った。

 

関連記事:松丸亮吾、『紅白』出演告知にファン驚愕 「まじで激ヤバ」「絶対見ます」

■これからも「先生に届くように」

最後は、「もう桂先生にお会いできないのかと思うとまだ信じられず、とても寂しく悲しいです。ですが桂先生がドレスに託された魂をしっかりと受け止め、これからもYUMI KATSURAの素晴らしいドレスに身を包んで歌ってまいります。桂先生、今まで本当に本当にありがとうございました!」と感謝の意を表した。

「『私、あなたの歌声大好きなのよ』という嬉しいお言葉を胸に、先生に届くようにこれからも歌ってまいります。天国で見守っていてください。私も先生のこと大好きです! 心よりご冥福をお祈りいたします」と記している。

・合わせて読みたい→橋本環奈、『紅白』前夜に意気込み語る 赤ドレスに「美しすぎます」と反響

(文/Sirabee 編集部・しばたけろこ)
    ニュース設定