阪神・才木の完封勝利導いた梅野の好リード…大矢氏「何よりもすごいなと思ったのは」

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2024年05月13日 07:02  ベースボールキング

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捕手梅野とタッチを交わす阪神・才木(右) (C)Kyodo News
◆ 「すごく評価高いと思いますね」

 阪神が投手戦を制し、DeNAとの3連戦を2勝1敗で勝ち越しに成功した。この日は先発の才木浩人が敵地・横浜スタジアムで躍動した。

 序盤から力強いストレートを軸に、フォークやスライダーでDeNA打線を翻弄。打席では3回2死から打席に入り、ここまでパーフェクトに抑えられていたDeNA先発・大貫晋一からフォアボールを選び出塁し、中野拓夢のツーベースで先制のホームを踏んだ。これで気を良くしたのかピッチングも勢いを増し、128球、被安打4で9回を投げ切る完封劇を披露し、今シーズン4勝目を手に入れた。

 12日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に解説者として出演した大矢明彦氏は才木に対し「よく粘りましたよね。真っ直ぐの走りも良かったし、左にフォークをうまく使ったり、時々混ぜるカーブが良かったりと、コンビネーションもすごく良かったです」と投球内容をべた褒め。さらに「何よりもすごいなと思ったのは、終盤の7、8、9。筒香にセカンドゴロでダブルプレーを取ってからね、梅野(隆太郎)のサインがほぼ真っすぐ中心に変わってったんですよ。これにピッチャーも応えてね、目いっぱい投げ込んでったんです。 このあたりのバッテリーの呼吸と、ピッチャーの気持ちを攻めに向けたままで9回まで投げさせた。僕は今日は梅野のリード、すごく評価高いと思いますね」と女房役の存在も大きかったと力説した。

 またもう一人の解説者・斎藤雅樹氏も「素晴らしいですね。しかも1−0っていうね。接戦での厳しいところですから、よく投げ抜いたと思いますよね」とロースコアの厳しいゲームでの完封だけに価値も高いと称賛していた。

 若き右腕の快投で前日の悪夢を振り払えた岡田阪神。この1勝の価値は大きな意味を持ちそうだ。


☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』

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