アリサからハグを拒否されてからというもの、私の心からはまるで明かりが消えてしまったようです。それほどまでに、アリサとかかわりあうことが私にとっては重要なことだったのです。しかしどんなに落ち込んでいても、毎日は続いていきます。
今までアリサのこととなると周りが見えなくなるくらい過保護に接してきました。この機会に行動をかえりみて、アリサとの関わり方に細心の注意を払うことにしました。
少しずつアリサとの距離がひろがってしまっている気がします。そんな私の様子を見かねてか、夫のユウヘイが声をかけてくれました。
私は経緯をすべて話しました。アリサからスキンシップを断られたこと、自分がとてもショックを受けていること、できるだけアッサリとしたかかわり方を心掛けていること……。
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私はボロボロと泣き出してしまいました。震える私の背中をユウヘイは優しく撫でてくれました。
ユウヘイは優しく「子どもの成長って、嬉しいけれど寂しいんだよね。ケイコの気持ちは痛いほど理解できるよ。しかもケイコは、仕事で忙しかった僕よりもずっとたくさんの育児をしてくれていたんだもんね」と、私を労わってくれました。
「子離れしないといけないときが、いつかはくる」と頭ではわかっていても、それはできるだけ遠い日であればいいと思っていた私。
しかしついに恐れていたことが起こり、自分で思っていたよりも私は現実を受け入れずにいました。
しかしユウヘイがその気持ちを受けとめてポジティブに変換してくれたことで、私は少しだけ自分の気持ちを整理することができました。泣いてばかりではいられません。今後自分がどうするか、しっかりと考えたいと思います。
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原案・ママスタコミュニティ 脚本・motte 作画・チル 編集・横内みか