リユース店で見つかった15年前の特級呪物、金額を見て驚き 「捨てなきゃ良かった」の声も…

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2024年05月14日 11:50  Sirabee

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Sirabee

(©ニュースサイトしらべぇ)

「特級呪物」というネットスラングをご存知だろうか。漫画『呪術廻戦』を元ネタとし、不吉な雰囲気が漂う物や実際に不幸を呼んだ物、ひと目で分かる禍々しい物体を指すワードである。

現在X上では、リサイクルショップ・駿河屋が店頭で販売を開始した「驚愕の特級呪物」に注目が集まっているのだ。

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■人形の金額に驚き…

話題となったのは、北海道の「駿河屋札幌ノルベサ店」が、9日より投稿した一連のポスト。

「サスケ チャクラ宙返りが入荷しました!」と綴られた投稿には、店頭にディスプレイされた漫画『NARUTO -ナルト-』のキャラクター・うちはサスケの人形が写った写真が添えられている。

両手で印を結んだポーズのサスケだが、その目には生気が感じられず、お世辞にもクオリティが高いとは言い難い。しかし値札を見ると、なんと6,500円(税込)と、驚きの数値が並んでいたのだ。

 

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■「サスケェ!」「オモチャのチャチャチャ!」

こちらは今から15年近く前、マクドナルドのハッピーセット『NARUTO』コラボ時に特典となったおもちゃの1種。

上半身を前方に押すと空中で1回転する(華麗に着地するワケではない)、何の変哲もないおもちゃだが、能面のようにも、邪神のようにも見えるシュールな表情と、絶妙なクオリティがネット上でバカ受け。

その造形は当時「サスケのみ売り切れ」が多発するといった珍事を招き、今現在もカルト的人気を誇っている。そんなサスケのインパクトは令和のXユーザーに驚きをもって迎えられ、件のポストは投稿から2日足らずで8,000件以上ものリポストを叩き出すほど話題に。

「サスケェ!」「サスケはおめえのオモチャのチャチャチャ!」といった奇声のほか、「ウソだろ、捨てなきゃ良かった」「今、こんな値段になっているのか…」など、驚きの声が多数寄せられている。

そこで今回は話題の邪神、もといサスケ人形の買取・ポスト投稿の経緯について、駿河屋を運営する「株式会社エーツー」および、店舗に詳しい話を聞いてみることに…。

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■それにしてもこの担当者、ノリノリである

サスケ チャクラ宙返りが入荷しました!#駿河屋札幌ノルベサ店#NARUTO#チャクラ宙返り pic.twitter.com/kNs9Yn6aN9

— 駿河屋札幌ノルベサ店 (@suruga_norbesa) May 9, 2024

話題のポスト投稿までの経緯について、札幌ノルベサ店担当者は「5月9日に店頭にて買い取りました」「2021年にX(当時はツイッター)投稿後に即完売した話題性ある商品だと当店スタッフが気付き、即時商品化とXへの投稿を行いました」と、振り返っている。

担当者は「配布時期が2010年の1月15日と、10年以上前の物でしたが、申し上げたようにシンプルに話題性があり、駿河屋には様々な商品があると宣伝したい、SNSで拡散されればブランディングにもなる、と感じた次第です」とも補足していた。

そしてこの読みは見事に的中。なかなかの高額商品にも関わらず、翌10日の昼頃には「サスケ チャクラ宙返り先程完売しました!!」との報告ポストが投下されていたのだ。

 

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■過去の買取時も「即完売」

なお、今回の「サスケ チャクラ宙返り」は単品での買取であり、元の持ち主もその価値を理解していたのだろう。

店舗担当者は「同店では過去に2回の買取実績(2021年)がございますが、どちらも今回同様に投稿から間もなくして完売いたしました」と説明しており、邪神サスケの魅力は今なお健在のようだ。

今回話題となった「駿河屋札幌ノルベサ店」は北海道最大級の品揃えで、インバウンドも好調な店舗。おもちゃやホビーグッズ、ゲームや邪神像が欲しくなったときは、ぜひ同店を覗いてみよう。

 

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■執筆者プロフィール

秋山はじめ:1989年生まれ。『Sirabee』編集部取材担当サブデスク。

新卒入社した三菱電機グループのIT企業で営業職を経験の後、ブラックすぎる編集プロダクションに入社。生と死の狭間で唯一無二のライティングスキルを会得し、退職後は未払い残業代に利息を乗せて回収に成功。以降はSirabee編集部にて、その企画力と機動力を活かして邁進中。

X(旧・ツイッター)を中心にSNSでバズった投稿に関する深掘り取材記事を、年間400件以上担当。ドン・キホーテ、ハードオフに対する造詣が深く、地元・埼玉(浦和)や、蒲田などのローカルネタにも精通。

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(取材・文/Sirabee 編集部・秋山 はじめ)

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