宿敵の優勝遠ざかる結果にファンは喜びも…ポステコグルー監督は苦言「興味がない」

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2024年05月15日 16:50  サッカーキング

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トッテナムを率いるポステコグルー監督 [写真]=Getty Images
 トッテナムを率いるアンジェ・ポステコグルー監督が、試合に敗れたことに対して喜んでいるファンたちに苦言を呈した。14日、イギリスメディア『BBC』が伝えている。

 プレミアリーグ第34節延期分が14日に行われ、トッテナムはホームで、マンチェスター・シティと対戦。51分にアーリング・ハーランドに先制点を許すと、90+1分にはハーランドにPKを決められ、0−2で敗戦。この結果、トッテナムは来季のチャンピオンズリーグ(CL)出場圏内となるトップ4フィニッシュの可能性が消滅した一方、マンチェスター・シティは暫定首位だったアーセナルを抜いて首位に浮上している。

 試合後、ポステコグルー監督は「基盤がかなり脆弱だ。ここ48時間でそれがよくわかった。クラブ内でも、外でも、どこでもね。興味深いことだった。私の観察に過ぎないけどね」と試合前からノース・ロンドンのライバルであるアーセナルの20年ぶりの優勝を阻止するために、マンチェスター・シティに負けることを望んでいる一部のトッテナムファンが存在していたことに困惑していたことを明かした。

 実際に51分にマンチェスター・シティが先制した後には、トッテナムのサポーターから「アーセナル見ているか?」といった自チームの失点を喜ぶ内容のチャントが歌われてもいた。

 本拠地ながら異様な雰囲気となっていたことはチームに影響を与えたかと聞かれたポステコグルー監督は「間違いなくね。それが現状だ。人々が何をするかを私が指図することはできない。彼らは好きなように自分を表現することが許されている。でも、試合の終盤に勝者がいるのは観客が私たちを助けてくれるからだよ」と自チームの勝利を望まない状況への違和感を口にしつつ、次のように続けた。

「(チャントには)興味がない。もしかしたら、私はズレているのかもしれないけど、気にしてなどいない。ただ勝ちたかっただけだ。私はこのクラブで成功したい。それがここに連れて来られた理由でもある」

「だから、他の人たちが何をしたいのか、どのように感じたいのか、彼らの優先事項が何なのかは私には全く興味がない。勝てるチームを作るために何が重要なのかはわかっている。私が集中すべきことはそれだけだ」


【ハイライト動画】トッテナムvsマンチェスター・シティ

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