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義父ににらまれ、ヒロトはおびえていました。さすがに私もやんわり止めに入ります。しかし義母がお子さま弁当を下げようとすると、義父が「待て!」と制止しました。そして弁当を取り上げると、ドンッとヒロトの前に置きます。青ざめるヒロト。そのとき、異変が起きました。
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なおも続けようとする義父を、制止しなければと思った私。自分でもびっくりするくらいの大声が出ました。「いいえ、もうここまでです!」「なっ……」まったく話が通じない義父に、カズヤも言い放ちました。「母さん、悪いけど……俺たち帰るよ。もう無理だ」
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慣れない義実家で緊張したヒロトは、用意されたお弁当をあまり食べられませんでした。すると義父が無理矢理食べさせようとして、ヒロトに異変が。少しだけ口にしていた食事をいきなり吐き戻してしまったのです。義父のことはカズヤに任せようと口を挟まないようにしていた私ですが、さすがに止めなければと思いました。
私とカズヤはヒロトを抱えてすぐに車に乗り込み、義実家をあとにしたのです。優しい義母の悲しそうな顔には心が痛みましたが、これ以上義父に責められるヒロトを黙って見ていられませんでした。
怖い思いをしたヒロトが早く今日のことを忘れてくれるといいな……。今はそんなふうに思っています。
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原案・ママスタコミュニティ 脚本・ササミネ 作画・なかやまねこ 編集・井伊テレ子