アロンソ「イモラのアップグレードでマシンがナーバスになった」と認めるも、アストンマーティンF1の復調には自信

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2024年05月24日 17:50  AUTOSPORT web

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2024年F1第7戦エミリア・ロマーニャGP フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)
 2013年半ば以来、勝利から遠ざかっているフェルナンド・アロンソは、昨年何度も表彰台を獲得し、トップに近いところで戦った。しかし今年、アストンマーティンは昨年前半ほどの力を発揮していない。

 1年前のモナコGPで、アロンソは、マックス・フェルスタッペンに続く2位を獲得した。しかし今年のモナコではそこまで上位で戦うことはできないと、アロンソは考えている。

「間違いなく昨年は、今年よりも大きな期待を抱いていた。2023年のマシンは低速コーナーで非常に強かったので、モナコは僕たちにとって大きなチャンスがあるグランプリだったんだ」とアロンソは言う。

「でも今年は今のところ浮き沈みがある。これまでのところ予選はとても順調で、1カ月前の中国では3番手だった。だから、土曜日にそのようなラップを再現することができ、最初のパフォーマンスラップに向けてタイヤの準備をしっかりできればいいね。日曜日にはデグラデーションやペースなどはそれほど問題にならないだろう。僕たちは今も、力強い週末を過ごせるだろうと楽観視している。そのための準備は万全だ」

 ライバルのマクラーレンは昨年半ばから大きく前進し、RBは最近のレースで大規模なアップグレードを導入してパフォーマンスを上げている。そのなかでアストンマーティンは上位グループから大きく後れを取り、この数戦はRBの勢いに押され気味だ。しかしアロンソは、アストンマーティンも逆転劇を実現できると信じているという。

「マクラーレンは昨年序盤はQ1で争うような状態だった。彼らの背後には素晴らしいチーム、素晴らしい人材、素晴らしい施設、そして素晴らしいブランドが存在するが、それでもQ1で敗退することがあったんだ」

「その後(オーストリアでアップグレードを入れて)、マシンを生かすための何かを見つけ、あらゆることを変えている。それは僕たちにとっても同様だ」

「昨年のシーズン半ばまで、僕たちは注目され模倣されるチームだった。そういう状況でも、突然、2、3歩後退してしまうことがあり得る。今、僕たちは自分たちに集中し、あのレベルに戻る必要がある」

「他のチームとは違って、僕たちにはローレンス(・ストロール)という素晴らしいリーダーがいる。彼はチームオーナーであるだけでなく、チームの背後にいる非常に競争心のある人物でもある。彼のおかげで、僕たちは他のチームよりも早く問題を解決できると思う」

 イモラで導入されたアップグレードが期待された結果を出せなかった後で、チームが状況をいかに迅速に改善できるかという点について、ベテランのアロンソは次のように説明した。

「状況を改善できるセットアップツールや方向性がいくつかある。たとえば、日曜日にイモラで僕のマシンでテストしていたようなことだ。でも根本的には、マシンバランスに取り組み続ける必要がある。トラックに持ち込んだすべてのアップグレードによってダウンフォースを追加したが、コーナーでのバランスが完璧というわけではないようなので、そのダウンフォースを効率的に使ってラップタイムを出せていない」

「でも僕たちはこれについて理解していると思う。次のマシン開発とアップグレードで、この種の問題を解決するためのアイデアがいくつかある。暗闇のなかで何も見えていないわけではない。状況を認識しているんだ。ただ、ダウンフォースを追加すると、今のマシンの特性からよりリスキーになり、ドライビングが難しくなる。それを解決する必要がある」

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