渡部篤郎、亀梨和也は「仕事の経験値も、生きてきた経験値もある、真面目な方」と絶賛

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2024年05月29日 14:01  cinemacafe.net

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連続ドラマW 東野圭吾「ゲームの名は誘拐」完成披露試写会
6月9日(土)午後10時より放送・配信される、連続ドラマW「ゲームの名は誘拐」の完成披露試写会が開催され、亀梨和也、見上愛、渡部篤郎が登壇。MCは同作品への出演が決定している森香澄が務めた。

2002年に刊行された東野圭吾の同名小説(光文社文庫刊)を原作とする本作は、主人公が大型プロジェクトから突如降板させられたことを機に、自分を引きずり下ろした大企業の副社長に一矢報いるため、その娘と共謀して狂言誘拐を企てたことから始まるミステリー。

完成披露試写会は5月28日、ユナイテッド・シネマ豊洲スクリーンにて開催された。キャスト登場時には、見上さん、渡部さんが拍手に迎えられて登壇した後、ドラマの予告映像が流れ出し、主演の亀梨さんが後方からのサプライズ登場するという演出に観客から歓声が上がるなど、開始早々大きな盛り上がりを見せた。

「作品の魅力、台本を読んだ率直な感想を」という質問に3人がそれぞれ回答し、作品に対する思いを語った。

「映像にするにあたって、これはなかなか大変だなと思う部分もあり、今回このチームでどう作っていくのかと思っていました。我々キャストもここでこういう流れが生まれますといった説明を現場で受けながらイメージを膨らませ、そこにはないものでお芝居をするということも多々ありました。出来上がりは本当に素晴らしい作品に仕上がっていたので、早くみなさんに観ていただきたいという思いでいっぱいです。本当に東京で撮れるのか!? という部分もあったので、そういったことも踏まえて観ていただいたら、またちょっと面白さがあるかもしれません」(亀梨さん)。

「ラストにかけて私もしっかりと騙されました。ミステリーの仕掛けも素晴らしいのですが、そこに至る人間ドラマもどう描かれるのか、楽しみにしていました」(見上さん)。

「20数年前に発表された小説で、当時と今とでは文化も変わってきているので内容的に少々変わってくる部分もある。それでも、物語が良ければ誰かが引き継いでいく。それが名作というものなんだなと」(渡部さん)。

また、お互いの印象に関しても、亀梨さんと見上さんは早い段階から意思の疎通ができたのがよかったと語り、亀梨さんと渡部さんは初共演ながら、プライベートでは意外な場所で顔を合わせていたと告白。

「渡部さんとはプライベートで何度も、サウナでお会いしたこともあったりして。僕の中でも信頼感があって、キャストでお名前を見かけたときに、ああよかったと安心しました。いつお会いしても“亀ちゃん元気〜?”と気さくに声をかけてくださる方で、現場でもフランクにいろいろお話ししてくださった。お芝居では佐久間として緊張感を持って集中させてもらったので、ありがたかったです」と語った。

見上さんから見た亀梨さんのイメージは、クールで怖そう、というものだったそうだが、「気さくに話しかけてくれて。探り合うような時間がなかったので、ありがたかった。樹理としては平等なバディというのを望んでいるので、並んでいこうという気持ちでやらせていただきました」とコメント。

渡部さんに対しては、「テレビで拝見していた通りの紳士であり、こういう大人になりたいと憧れていた」と話してくれた。

渡部さんから見た亀梨さんは「仕事の経験値も、生きてきた経験値もある、真面目な方」「すごく真摯に作品に取り組んでいて、さすがだなと。彼がきちんとした生き方をしてきたからかなと」と大絶賛。

また見上さんに対しては「(見上さんが出演した)『幽☆遊☆白書』とかも大好きで」と語ってくれた瞬間、見上さん自身も「ありがとうございます!」と感極まった表情に。「とっても素晴らしい女優さんだなと。一緒のシーンは少なくて残念でしたが、これからの活躍を楽しみにしています」と称えた。

本作の見どころともいえるのが亀梨さん演じる佐久間と見上さん演じる樹理の関係性。

犯人と被害者が恋愛に似た感情を抱くこと、いわゆる「ストックホルム症候群」についてどう思うかと聞かれると、「序盤のテーマに一番沿った部分でもある」と亀梨さん。「恋愛というパートがたくさん描かれているわけではないので、いつ2人がそういう思いで繋がっていくのかというのは、2人で辿り着かないといけないよねと話していたんです。ひとつのことに対する目的意識をしっかり持って過ごすというのは、どこか恋愛と錯覚するのか、本当にそういう感情なのか。弱さを共有し合うと恋愛という感情になっていくのかなと」と語った。

見上さんは「秘密を共有するというのもひとつあるよねと監督とも話し合った」と舞台裏を明かした。

番組公式Xで募集した質問に答えてもらうコーナーでは、「佐久間と亀梨さんとの共通点は?」という質問に、「ステージの上がって“亀梨くん”をやっているときの、360度見られている感覚というのを引っ張り出してやっていましたね。何か考えているときも、オフィスにいる人の目がすべて自分に向けられているというぐらいの意識でやっていました」と回答。

また、佐久間というプライドが高く自信家なキャラクターを演じるにあたって、“手を使う”ボディランゲージを意識的に取り入れたという役作りの裏話をポーズを交えながら披露した。

見上さんへは「亀梨さんのおちゃめな行動は?」という質問が。「撮影が終わったあとビルを降りたら、亀梨さんが普通にたこ焼きを買っていて。変装も何もせずにマネージャーさんの分まで買っていたのが意外でした(笑)」と撮影現場での裏話エピソードを語った。

また第1話がWOWOW公式YouTubeチャンネルから配信されることが明かされると、亀梨さんは、「とにかく我々の台詞、映像から送られる情報に身を委ねて。そこから得られる情報をしっかり楽しんでいただけたら、いいラストに繋がるのではないかなと思います。ぜひ楽しんでください!」とコメント。

さらにイベントの最後に亀梨さんは、「改めて、今日お越しいただき、ありがとうございます。この作品をこの環境でみていただけるのはうれしく思いますので、体中のすべてをつかって浸っていただけたらと思います。貴重なお時間ありがとうございました」とメッセージを寄せ、完成披露試写会は盛況に終了した。

連続ドラマW 東野圭吾「ゲームの名は誘拐」は6月9日(日)22時〜WOWOWプライム・WOWOW4Kにて放送・配信(全4話)。




(シネマカフェ編集部)
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