新垣結衣、実写化映画で原作へ最大限のリスペクト 瀬田なつき監督とディスカッションしてせりふ追加

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2024年05月29日 19:39  ORICON NEWS

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原作へ最大限の敬意を示した新垣結衣 (C)ORICON NewS inc.
 俳優の新垣結衣、夏帆、瀬田なつき監督が29日、都内で行われた映画『違国日記』(6月7日公開)の公開直前イベントに参加した。

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 本作は、人見知りな小説家の主人公・高代槙生(こうだい・まきお/新垣結衣)が、事故で両親を失った中学生の姪・田汲朝(たくみ・あさ/早瀬憩)を引き取ることになったことから始まる同居譚。それぞれ癒えない傷を抱える2人は、なかなか理解し合えなかったが、丁寧に日々を重ね生活を育むうちに、家族とも異なった、かけがえのない関係になっていく。今、世界が必要としている、優しさの形を提示するヒューマンドラマとなる。

 新垣と瀬田監督は、ディスカッションを頻繁に行ったそう。台本を持参した瀬田監督は「槙生は、本当に新垣さんそのままみたいな。正直で誠実でうそがないというか。台本に対しても、やっぱりそういう風に考えていた。相談してくださった」と振り返る。劇中で「かけがえのない存在ってあると思うよ」と朝が槙生と言うシーンがあるが、そのせりふは当初、台本になかなったそう。

 瀬田監督は「原作の中にあるんですけど、そこは醍醐と槙生の関係と重ねて書かれてるんです。そのシーン、まだ醍醐が映画の中では出てきていないので、ちょっとのわかりにくいかなと思って抜いてたんですけれど、新垣さんが『それはあった方が伝わる』と。そのあとに、醍醐が出てくるので重ねて見てくれるんじゃないかと追加したせりふ。これは一例で、そういうのが結構たくさん散りばめられている」と夏帆が演じた槙生の友人・醍醐奈々についてのシーンで新垣が原作をリスペクトし、せりふが追加となったことを紹介した。

 新垣は「(瀬田監督は)話を聞いてくださる方で」とディスカッションを重ねた理由を説明。「すでに原作が何巻もあって、ストーリーとしてあるわけじゃないですか。それを映画の尺に収めるのはすごく難しい、大変な作業で。そことの戦い。言葉を大事にしている作品だなって思っていたので。どれぐらいピックアップできるのかとか、なんかそういう戦いでした」と振り返っていた。


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