アルピーヌF1、長年貢献したオペレーションズディレクター、ロブ・ホワイトの離脱を発表

　アルピーヌF1チームは、長年オペレーションズディレクターを務めたロブ・ホワイトが離脱したことを発表した。チームは長期にわたり体制変更に取り組んでおり、その一環としての動きだと説明している。

　ホワイトはコスワースのF1エンジンプロジェクトに関与した後、2004年にルノーF1のエンジン部門に加入、副マネージングディレクターを務めた。そして2016年にエンストンに移り、チームのオペレーションの責任者となった。

　アルピーヌでは組織変更が続いており、3月にテクニカルディレクターのマット・ハーマン、空力責任者ディルク・デ・ビア、アドバイザーを務めていたボブ・ベルが離脱。5月には、フェラーリからマクラーレンに移ったばかりだったデイビッド・サンチェスが、エグゼクティブ・テクニカルディレクターに就任したことが発表された。

　アルピーヌは2024年シーズン序盤は低迷し、8戦で2ポイントしか獲得していない。

「チームのより広範な運営再編の一環として、ロブ・ホワイトが退任することを確認する」とアルピーヌは5月31日に発表した声明において述べた。

「ロブはこれまでエンストンでオペレーションズディレクターを務めていた。チームは、エンストンとビリー-シャティヨンでの長年にわたるロブの努力に感謝する。ビリー-シャティヨンでは、2005年と2006年にチャンピオンシップを勝ち取ったエンジンプロジェクトを彼が率いていた。彼の今後の活躍を祈る」