ワークマンの「耐久撥水折りたたみ傘」は毎日持ち歩きたくなる秀作だった! 軽くて持ち運びやすい&水をしっかり弾く

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2024年06月02日 11:20  Fav-Log by ITmedia

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 そろそろ梅雨入りの時期。今回紹介するのは雨の日に活躍するワークマンの高機能な折りたたみ傘「耐久撥水軽量サバイバルアンブレラ(2300円 税込、以下同)」です。本商品を実際に使ってみた感想をお伝えします。

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● 十分なサイズを確保しつつ軽いのが特徴

 ワークマンは「AEGIS(イージス)」というオリジナルブランドに代表されるように、防水ウエアの開発に積極的です。その流れをくんで、2020年シーズンから折りたたみ傘を本格的にラインアップするようになりました。

 今回紹介する「耐久撥水軽量サバイバルアンブレラ」は、特に軽さが特徴の折りたたみ傘です。折りたたみ傘はサイズや機能にもよりますが、およそ150gを下回ると軽量な部類に入るようで、親骨の数や材質、生地の厚さ、そしてサイズなどを工夫して、各ブランドが軽さを競い合っています。

 耐久撥水軽量サバイバルアンブレラの親骨の数は8本で、一般的な6本骨の傘よりも耐風性に優れる傾向にあります。また親骨の長さは55cmで、広げたときの直径は実測でおよそ100cm。極端に軽量だったり収納サイズがコンパクトな傘の中には直径が80cm台のものもあるので、それらと比べると十分なサイズと言えるでしょう。

 使われている生地は非常に薄くしなやかです。また、関節パーツに半透明の樹脂部品を使うなどして、軽量化を図っています。こうした積み重ねにより、8本骨の折りたたみ傘で約127gという重さを実現。同等のものを有名ブランドで探すと5000円以上はするので、2300円で買えるのはかなりリーズナブルだと言えるでしょう。

●開閉は手動式 たたむのはやや手間だがメリットも

 傘の開閉方法は、下ろくろと呼ばれるパーツをスライドさせる一般的な手動式。最近は折りたたみ傘でもワンタッチで開閉するタイプが増えていますが、パーツ点数が増える分だけ重くなるので、軽さを優先して手動式にしたとのことでした。

 一般的な手動タイプの折りたたみ傘は、下ろくろのストッパーを外して中棒を縮めると、親骨もそれに連動して自然と折れるようになっています。

 耐久撥水軽量サバイバルアンブレラは親骨が3段タイプとなっていて、1本ずつ折る必要があります。8本骨ですから、急いでいるときは面倒に感じるかもしれません。

 一方で「生地のぬれている面が内側になる」という大きなメリットもあります。急いでかばんの中に入れて大切な書類をぬらしてしまった、などという事態を減らせるかもしれませんね。

●撥水性が高い! 振るだけで大部分の水滴が落ちる

 実際の使用感です。小降りの中で使ってみたのですが、撥水性は非常に高く、玉のような雨粒がまるで踊るように滑り落ちていきます。まだ一度しか雨を経験していないので、この効果がどれくらい続くのかは分かりませんが、商品名に「耐久撥水」とあるので期待してよいでしょう。

 生地が薄いのできゃしゃなイメージがあったのですが、強度は一般的な折りたたみ傘と同等レベルのようです。

 気になる点があるとすれば、いわゆるハンドルに相当する部分がないことでしょうか。中棒およびエンドパーツを直に握るのですが、長時間の使用では手が疲れるかも、という印象です。

 また付属の収納袋にストッパーの役割を持つものがなく、カバンの中で自然と脱げてしまうことがありました。売り場では輪ゴムで止められていたので、紛失しないように何かしらの対策が必要です。

●毎日持ち歩いても負担にならない重さと収納サイズ

 筆者は長らく、ワークマンのワンタッチコンパクトアンブレラを愛用してきました。開くときだけでなく、閉じるのもワンタッチという便利さと、コンパクトな収納サイズが好きなのですが、唯一ネックだったのが実測で282gという重さでした。ボディバッグに入れるとズシリと重くなるので、それなりに不満を感じていました。

 その点、耐久撥水軽量サバイバルアンブレラは約127gですので、重さは半分以下です。この変化は想像以上で、これまでに何度も「あれっ、忘れてないよな」とバッグの中身を確認したほど。とにかく軽い折りたたみ傘が良いという人には、ぴったりの商品だと思います。

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