春(3月〜5月)の天候まとめ 4月を中心に記録的な高温 西日本を中心に多雨

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2024年06月04日 10:47  日本気象協会

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日本気象協会

春(3月〜5月)の天候まとめ 4月を中心に記録的な高温 西日本を中心に多雨

気象庁は3日(月)、春(3〜5月)の天候まとめを発表しました。春の平均気温は全国的に高く、特に、4月は北日本・東日本と沖縄・奄美では統計開始飛来4月として1位の記録的な高温になりました。また、西日本の太平洋側では、統計開始以来、春として1位の多雨となりました。



●統計開始以来の高温と多雨


気象庁は3日(月)、春(3〜5月)の天候まとめを発表しました。暖かい空気に覆われやすく、春の平均気温は北日本・西日本と沖縄・奄美でかなり高く、東日本で高くなりました。特に、南から暖かい空気が流れ込みやすかった4月は、北日本・東日本と沖縄・奄美では1946年の統計開始以降で4月として1位の記録的な高温となりました。

一方、東日本・西日本と沖縄・奄美は、低気圧や前線の影響を受けやすく、西日本の太平洋側の降水量は平年比150%と、1946年の統計開始以降、春として1位の多雨となりました。春の日照時間は、西日本の太平洋側で少なくなりました。


●各月の天候まとめ


【3月】
前半は寒の戻り、月末は記録的高温と気温変化。31日は東京都心の最高気温が28.1℃と、3月の統計史上1位を記録。低気圧や前線の影響を受けやすく、東日本の太平洋側は月降水量平年比が170%と、1946年の統計開始以降で3月として1位の多雨となりました。

【4月】
全国的に記録的高温。月平均気温平年差は北日本+3.2℃、東日本で+2.7℃、沖縄・奄美で+2.6℃と、1946年の統計開始以降、4月1位の高温に。下旬には多くの地点で、4月として日最高気温の高い方からの歴代1位の記録を更新しました。

【5月】
月平均気温は、北日本・東日本と沖縄・奄美で高くなりました。降水量は、下旬を中心に低気圧や前線などの影響を受けやすかった東日本・西日本の太平洋側でかなり多くなりました。沖縄・奄美は21日ごろに梅雨入り(速報値)した以後、梅雨前線の影響で大雨となった所も。26日に台風1号発生、統計史上7番目に遅く、5月の台風1号発生は4年ぶり。


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