河合優実主演『ナミビアの砂漠』上海国際映画祭出品へ 9月6日公開が決定

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2024年06月04日 18:01  cinemacafe.net

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『ナミビアの砂漠』 ©2024『ナミビアの砂漠』製作委員会
先月の第77回カンヌ国際映画祭で、国際映画批評家連盟賞を受賞した山中瑶子監督×河合優実主演の映画『ナミビアの砂漠』が、アジア最大規模の映画祭の1つ、第26回上海国際映画祭パノラマ部門への出品が決定。さらに、公開日が9月6日(金)に決まった。

山中監督は初監督した『あみこ』(2017)はPFFアワードで観客賞を受賞、その後第68回ベルリン国際映画祭のフォーラム部門に史上最年少で招待されるなど、各国の映画祭で評判となり、坂本龍一もその才能に惚れ込むなど、その名を世に知らしめた。

また、主演の河合さんは『あみこ』を観て女優になりたいと思い、山中監督に「いつか出演したいです」と直接伝えに行ったという。その思いが叶えられた本作『ナミビアの砂漠』は今年のカンヌ国際映画祭、監督週間に正式出品され、見事、国際映画批評家連盟賞を女性監督として最年少で受賞する快挙を成し遂げた。

今回出品が決まったのは、6月14日から23日にかけて中国・上海で開催される第26回上海国際映画祭の、インターナショナル・パノラマ部門カンヌ・エクスプレス。パノラマ部門はいくつかのセクションに分かれるが、カンヌ・エクスプレスはカンヌ国際映画祭で上映された作品のうち、選りすぐりの作品をいち早くアジアで上映するという狙いがある。

新時代の若き才能溢れる2人の夢のタッグが実現した『ナミビアの砂漠』について、同映画祭のプログラミング部門のマネージャーからコメントが到着している。


■上海国際映画祭よりコメント
山中瑶子監督が19歳の時に独学で作った初長編『あみこ』は第68回ベルリン国際映画祭のフォーラム部門に、史上最年少で招待された。しかし彼女の本当の意味での初長編は本作だと言えるだろう。2024年カンヌ国際映画祭の監督週間に選ばれ、国際批評家連盟賞を受賞。山中監督は本作で現代の日本の若者たちの恋愛や人生を鋭い視点で描いている。彼女がレンズで捉える彼らは、シニカルな魅力と今にも爆発しそうな情熱にあふれていて、まるでニューウェイヴ映画の主人公を見ているようでもある。ヒロインを務めるのは“令和の山口百恵”と言われている河合優実。彼女の自然な演技が新鮮かつチャーミングな活力を作品に注入している。

Sammon Zhang / Manager, Film Competition & Programming Dept.

『ナミビアの砂漠』は9月6日(金)TOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。





(シネマカフェ編集部)
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