伝説の音楽番組 NHK『ステージ101』アルバム6枚79曲を全世界配信

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2024年06月05日 12:58  ORICON NEWS

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『ステージ101』に出演していた田中星児
 大阪万博が開催された1970年から4年間にわたってNHK総合で放送された伝説の音楽バラエティー番組『ステージ101』が、1974年3月の放送終了から50周年を迎えた節目に、アルバム6枚計79曲が5日、各音楽ダウンロード/サブスクリプションサービスで世界配信された。

 『ステージ101』は1970年1月〜74年3月にかけ、約180回放送。若い男女40人ほどで結成された“ヤング101”が歌い踊る斬新な内容に、当時の若者が魅了され、社会現象となった。

 多数発売された番組発のアルバムの中から、今回配信解禁となったのは、CBSソニー(現ソニーミュージック)からリリースされた『ステージ101 サイモン&ガーファンクルを歌う』(全24曲/1971年『サイモンとガーファンクルを歌う」と72年『サイモン&ガーファンクル・ベスト(全訳)』を合体)、『ステージ101 ヤング訪問!!』(全18曲/1972年)、『ステージ101 ぼくら青春の日々(全13曲/1973年)、『ステージ101 ぼくら心のふるさと』(全12曲/1973年)、『ステージ101 ヤング集合』(全12曲/1973年)の収録曲。

 音楽監督を務めた中村八大、東海林修、宮川泰らの手によるクオリティの高いアレンジとスタジオミュージシャンの演奏も魅力で、『ぼくら青春の日々』には、林立夫(ドラムス)、鈴木茂(ギター)、細野晴臣(ベース・ギター)が参加している。

 今回配信される音源には、現在も第一線で活躍している作曲家の芹澤廣明こと河内広明、太田裕美、田中星児、番組でおなじみだった塩見大治郎、山田美也子、黒沢裕一、諏訪マリー、山崎功、高橋キヨシ、石岡ひろし、ザ・チャープス、湖東美歌、キャンディー浅田、近年亡くなった一城みゆ希さん、若子内悦郎さんらの歌声を楽しむことができる。松本隆の初期の隠れた名曲「空と海がとけあうとき」(1973年)も含まれている。

 田中星児(70年10月31日〜74年3月31日出演)は「今でもヤング101の歌声を聴くと、NHKの広い101スタジオで歌い踊っていた日々が目の当たりに浮かんできて懐かしいです。今回世界配信されるビートルズやサイモン&ガーファンクル、そしてフォークが流行っていたので吉田拓郎、ガロ、チューリップなどのカバー曲でヤング101のコーラスの熱気を知って、感じてもらえるとうれしいです」とのコメントを寄せた。

■配信アルバムタイトル
・ステージ101 サイモン&ガーファンクルを歌う(全24曲)
※『サイモンとガーファンクルを歌う』(1971年6月1日)と『サイモン&ガーファンクル・ベスト(全訳)』(1972年6月1日)を合体
・ステージ101 ヤング訪問!!(全18曲 1972年4月21日)
・ステージ101 ぼくら青春の日々(全13曲 1973年3月21日)
・ステージ101 ぼくら心のふるさと(全12曲 1973年9月21日)
・ステージ101 ヤング集合(全12曲 1973年12月21日)

■田中星児コメント
「ステージ101」では、世界中で流行っていた音楽をリアルタイムで、原語や日本語訳で歌っていました。ヤング101のコーラス、ダンスはすごく迫力があり、高度経済成長の世の中の風潮と相まってとても斬新に映りました。

ですので一視聴者だった私も「ステージ101」が始まると、テレビに釘付けになり、みんなと一緒に歌って踊れたらどんなに楽しいだろうと思い、放送開始の約半年後に運良くオーディションに合格してヤング101のメンバーになることができました。

みんなと同じユニフォームを作ってもらった時は、ヤング101の一員になれたんだと実感が湧いてきたことを覚えています。

今でもヤング101の歌声を聴くと、NHKの広い101スタジオで歌い踊っていた日々が目の当たりに浮かんできて懐かしいです。

今回世界配信されるビートルズやサイモン&ガーファンクル、そしてフォークが流行っていたので吉田拓郎、ガロ、チューリップなどのカバー曲でヤング101のコーラスの熱気を知って、感じてもらえるとうれしいです。
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