「忘れてはいけない事件」ソル・ギョング&ユ・ジュンサンらが語る『罪深き少年たち』メイキング映像

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2024年06月05日 16:01  cinemacafe.net

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『罪深き少年たち』メイキング ⓒ 2023 CJ ENM Co.
映画界を代表するベテラン俳優ソル・ギョングを主演に迎えた衝撃の実録サスペンス『罪深き少年たち』から、豪華キャスト陣やチョン・ジヨン監督が語るメイキング映像が解禁となった。

1999年に全羅北道(チョルラプクト)で起きた強盗殺人事件「参礼(サムレ)ナラスーパー事件」を基に、濡れ衣を着せられた少年たちの無実の罪を晴らそうと、1人の刑事が警察と検察の闇を炙り出すべく奮闘する姿を骨太に描く本作。

今回到着したメイキング映像には、撮影風景と共に、ソル・ギョングら豪華キャスト陣が本作の基になった冤罪事件や自身が演じたキャラクターへの思いを語る姿が収められている。

参礼ナラスーパー事件について、「忘れてはいけない事件だ」「自分ならどうするか…」と重たげに口を開くキャストたちの表情からは、事件の重大さだけではなく、冤罪が生まれる背景、同じ社会に生きる大人として子どもを守ることのできない体制に対する責任すら感じていることが伝わってくる。

“過去と現在を生きている”と評される監督が「決して他人事ではない」と述べるように、韓国警察の不正捜査はいつ自分に降りかかってもおかしくなく、何度も映画化の題材になるほど深刻な問題として認識されている。そんな題材を扱うにあたり、監督もキャストも並々ならぬ覚悟で撮影に挑んでいることも映像から見て取れる。

ソル・ギョングは16年後のやつれた刑事ファン・ジュンチョルを表現するために、1週間の断食を決行したという。また、監督が作中の重要なセリフについて、「世界に向かって叫ぶように」と熱くなって演出を行う姿も印象的。全編を通し、過去の負の遺産を改めて現在に発信することの意義を真摯に受け止め、使命感に燃える彼らの熱い思いが伝わってくるメイキング映像。

そんな中でも、「悪役を演じないのは初めて」とユーモアを見せたホ・ソンテや、「いま勢いのある俳優」と評された大活躍中のヨム・ヘランらが笑顔を見せる姿も。

併せて、名優ソル・ギョングの演技に臨む姿勢が垣間見えるメイキング画像2点も解禁。真実を追い求める刑事ファン・ジュンチョルと、ソル・ギョングをして“究極の悪役”といわしめたユ・ジュンサン演じるチェ・ウソンとの対決の行方も見逃せない。

『罪深き少年たち』は6月7日(金)よりシネマート新宿ほか全国にて公開。









(シネマカフェ編集部)

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