62歳・木梨憲武、アートで求める“童心” 数年先ではなく「きょう」を大事に動き続ける「面白いですよ」

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2024年06月05日 18:00  ORICON NEWS

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木梨憲武
 お笑いコンビ・とんねるずの木梨憲武(62)が、7月14日・15日の2日間にわたってTOKYO DOME CITY HALLで『木に梨はなる 真夏の大収穫祭2024〜みんなのアートミュージック〜』を開催する。木梨が4日、都内で行われた取材会に出席した。

【写真】楽しそうにさまざまポーズを決める木梨憲武

 WOWOWオンデマンドで配信中の『木に梨はなる〜みんなのアート〜』では、木梨が「みんなのアート」をテーマに、誰もが楽しめるアートのすばらしさを伝え、番組でのさまざまな出会いからインスパイアされた作品やコラボレーションした作品をクリエイトしていく。

 今回は、そんな同番組発のイベントゲストの第1弾が発表。カンニング竹山、オラキオ、クロちゃん、コカドケンタロウ、Miyuが両日、カミナリ、城彰二、私立恵比寿中学は14日のみ、大久保嘉人、新浜レオン、LIL LEAGUEは15日のみの出演となる。この日の取材会も、木梨らしくフリーダムに進行していき、後日解禁予定のゲスト情報として「宇崎竜童さんとか、長州力さんも…あっ、まだ?その辺は、みなさんで調整して(笑)」と思わず口にする一幕もあった。

 アート、音楽、スポーツ、笑いが混ざり合う「実験的ライブ」となるが、木梨は「前回、自分の展覧会で、全国回してもらうためのポスターを作ったときも(アトリエで作業をしていたら)偶然ペンキがついっちゃって、それを全身にやって、カメラマンさん呼んで撮ったんです(笑)。今回も、本当はそこくらいまでいきたい。そういうところまでいくと、自分たちも子どもに戻れたり、どっかまで勝手に連れて行ってくれる。そこに音楽にのって、みんなで踊ったりできるのかなと。そうすると、どのくらいの絵の具の量で、薄めた方がいいのか。あんまりテストできないものもあるので。ひとつの作品が何個できるのかっていうのも楽しみな現場です」と声を弾ませた。

 実験ゆえに「テーマがなくても、後からテーマが見えてきたりっていうのがあるので、意識だけどこかにアートっていう。そこに、ダンスだったり、パフォーマンスだったり、デジタルやアナログが入り乱れると思う。それで、スポーツ選手とお笑いの人が張り切ってくれたり…。本当に実験ライブ、うまくいったら次がある。うまくいかなかったら、すぐ反省しながら謝ります」と笑顔で呼びかけた。

 大切にしている“童心”については「戻れたら、もう怒られるまで大はしゃぎして、先生かお母さんかお父さんに怒られるぐらいで(笑)。今度、怒る人は誰なんでしょうね(笑)?」と茶目っ気たっぷりに話す。「何が怒られるポイントなのかは、なんとなくわかっているんですけど、どこまでも行きたいなと思います。独身時代くらいに遊んでいたのは、絵の具を自分の顔に塗って、大笑いしながら、それで座布団を敷いて、上に半紙を置いて、自分で塗って、このぐらいかなって、そのままバーンって。ゆっくり剥がすと、もうこれ一発で自分の作品ができて、そこに書で『笑』っていう字を書いて。面白がってくれる人にあげたりしたんですけど、今回はきっとそういうのもできるんだろうなと思って」と期待を込めた。

 さらに、当時バラエティー番組でやった企画として「すごい大きなボックスを、緑のペンキだらけにして。 もう一つはオレンジのペンキに。何をやるかって言ったら、その時にJリーグが立ち上がる時だったから、ヴェルディ対エスパルスを。オレはドボンって入って、真緑のまま、キャンバスに、こうやりながら(シュートの姿勢で)飛び込む。逆サイドで勝俣がゴールキーパーでこうやって飛び込む(笑)。1回飛び込むだけの大きな作品だけど、やけに思い出したんだよね」とにっこり。

 その上で「来てくれた人の中に、自分も色をつけたいなとか思う子供たちがもしいるのであれば、そんなの絶対楽しいに決まっているから。そこのミックスがうまくできたら成功だと思うんですけど。それもやってみないとわかんない。楽しそうです。どうなるかわかんないのを、お客さんが今チケットを買おうとしているから」と話した。

 自身の「アートの原体験」として、木梨は「アートとして捉えないけど、小学校の時に教科書やノートに、漫画ずっと描いていたり、4コマ漫画描いてみようとか、先生の似顔絵を描いてみようとか、色をつけてみようとかっていうところからは、小学校時代からはやっていました。自分が表現したいことをやればいいんだ、それをアートとして、作品として残るんだっていうのは、番組から…。日比野克彦先生が『好きなことでいいんだよ』って言ってくれて」と回顧。「それを美術館でどこに飾ろうかとか、どういう演出にしようかっていうのは、後から。まず作品とタイトル仕上げて、現場に行って、それが一番楽しい場所でもあるんですけど」と言葉に力を込めた。

 さらに「今までやってきたことに、ゆっくりうっすら音楽がかかってるけど、そこにライブのような音楽、パフォーマンスをやったことはないんでね。その後、武道館もちゃんと残っていますし、多分そっちはアート絡まないと思うので(笑)。2日間の東京ドームシティの後に2日間の武道館残ってますんで、まるっきりリハが違うと思うんですけど」とニヤリ。「あとは横浜のイベントもありますので、やることたくさんあるんですけど、どこも違う方向なんでね、これがまた面白いです。どっちにしろお客さんは楽しんでいただきますようにという作りはすると思うんですけど。表現の仕方がそれぞれなので、毎回違うんで楽しいんです」と充実した日々を打ち明けた。

 ドラマ、書籍の出版など、アクティブに動く1年になっているが、原動力について向けられると「何年先こうしようとか、まるっきりなくて、きょう。きょう起きたことが形になるか、それがやることによって準備もあるだろうから、なんかそのリズムが最近速くなってきているので、これが終わったらこっち…っていう感じで面白いですよ」と笑みを浮かべていた。

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  • 「今日を大事に生きる。」という考え方は大事ですし、私も大事にしたいと思いました。
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