『アンチヒーロー』ラスト2話で“動き” プロデューサー&監督陣「隠された謎、裏切り、どんでん返しが待っています」

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2024年06月06日 17:59  ORICON NEWS

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日曜劇場『アンチヒーロー』の場面カット(C)TBS
 俳優の長谷川博己が主演を務める、TBS系日曜劇場『アンチヒーロー』(毎週日曜 後9:00)の第9話が、9日に放送される。それに先立って、プロデューサー&監督陣よりコメントが到着した。

【場面写真】真剣な表情で事件を探る北村匠海、堀田真由ら

 今作は「弁護士ドラマ」という枠組みを超え、長谷川博己が演じるアンチヒーローを通して、視聴者に“正義とは果たして何なのか”“世の中の悪とされていることは、本当に悪いことなのか?”を問いかけ、スピーディーな展開で次々に常識を覆す。正義と悪が入れ替わり、善人が悪人になってしまう。まさにバタフライエフェクトのような、前代未聞の逆転パラドックスエンターテインメントを届ける。

 飯田和孝プロデューサーは「8話で志水の無罪につながる証拠が完全に消されてしまった明墨たちですが、可能性を信じて行動します。桃瀬礼子が冤罪の可能性に気付いた6年前を紐解いていく中で、桃瀬という検事の全容、明墨との関係が明かされていきます。逆転の鍵は、6年越しの桃瀬との『約束』、受け継がれた『意思』、そしてそこに集まった仲間の『絆』、すべてを集めて伊達原に挑みます。結末に向けて、残り2話、まだまだ隠された謎、裏切り、どんでん返しが待っていますので、ぜひご期待ください。よーくご覧ください、そうすると、最終回の大逆転の鍵に気づいていただけると思います」と予告。

 続けて「miletさんの主題歌「hanataba」も、特別アレンジバージョンが9話ではかかりますので、そちらにもご注目を!」と呼びかけた。

 チーフ演出を手掛ける田中健太監督は「検察官は100件に1回間違えただけで袋叩きにあってしまいます。作中で悪役として描かれている検察側ですが、検察官とは本当に酷な仕事です。伊達原にとって司法制度が揺るがないようにすることは、検事正としての守るべき正義の1つでもあるんですよね。もしかしたら(世の中の)冤罪事件とされているものの背景には似たようなことが起こっていたのかもしれない。そんなことが想像できるようになっていると思います」と投げかけた。

 また、宮崎陽平監督は「第8話の伊達原泰輔(野村萬斎)がびっくりするほどに悪役だったので、視聴者の皆さんとしてはどう感情移入していいかわからないかもしれませんが、伊達原の人間的な部分もこれから描かれていきます。1人の検察官の必死さの裏返しとして見てもらえたら。第9話では、志水が明墨に尋問される前はどんな人物だったかを含め、より糸井一家殺人事件が詳細に描かれます。どういう経緯で明墨、桃瀬、伊達原が絡んでいくのかに注目していただきたいです」とコメントした。

 さらに、嶋田広野監督は「第4話で登場した桃瀬礼子(吹石一恵)が再び第9話で登場するので、そこにも注目してほしい。最初に登場してから時間が経っていますが、彼女の存在を意識できるように細かい仕掛けをしているので。それに、伊達原や桃瀬だけではなくて、今までスポットが当たっていなかったキャラクターにも動きがあるかも」と終盤に向けてさらなる展開を予感させた。
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