74歳・奥田瑛二、認知症患う父熱演「何も覚えていない」 妻・安藤和津からも指摘「もう役をやっているの?」

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2024年06月08日 12:24  ORICON NEWS

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映画『かくしごと』の公開記念舞台あいさつに参加した奥田瑛二 (C)ORICON NewS inc.
 俳優の杏(38)と奥田瑛二(74)が8日、都内で行われた映画『かくしごと』の公開記念舞台あいさつに参加した。

【写真】一緒に手を降ってにっこり!舞台あいさつに登壇した杏&中須翔真

 認知症になった、主人公の父を演じた奥田は「撮影中の出来事、ほとんど何も覚えていない」とポツリ。「初めての役柄でしたので、どんな人生の男なのか、自分で暗中模索しながらでした」と振り返り、「認知症の方がいらっしゃる施設に2ヶ所伺って、友達になって話をして、ご飯をいただいて観察をさせていただいて、びっくりするようなことがたくさんあり、それを咀嚼(そしゃく)して、役をこしらえて、現場の初日を迎えました」と存分な役作りを経て、作り込んだことを明かした。

 そんな奥田について、中須翔真(13)は、現場での奥田について「すごい話しかけにくかったです。カメラが回っていないときも気配が」と、オーラを感じていたそう。奥田は「粘土を食う仲じゃないか」と劇中のシーンを用いてツッコみつつ、「(撮影の)数日前からうちのかみさん(安藤和津)が『もう役をやっているの?』と」と指摘されるほどの熱演だったと告白。「十分に演じた役だと確信しております」と達成感をにじませた。

 今作は、杏にとって8年ぶりの主演映画となる。ひとつの<嘘>をきっかけに、それぞれの<かくしごと>が明らかになっていく、心揺さぶるヒューマン・ミステリー。原作は、ミステリー作家・北國浩二氏による『嘘』(※嘘=正字)。

 イベントには、関根光才監督も登壇した。

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