2024年F1カナダGPの金曜、レッドブルのマックス・フェルスタッペンはフリー走行1=5番手/フリー走行2=18番手、セルジオ・ペレスはフリー走行1=9番手/フリー走行2=10番手だった。
FP1開始時、FIAは、フェルスタッペンとペレスのパワーユニットに、シーズン3基目のICE、ターボチャージャー、MGU-H、MGU-K、シーズン4基目のエキゾーストシステムが入れられたことを発表した。すべてシーズン中に使用が許される基数内であるため、ペナルティは受けない。
FP2の半ば、フェルスタッペンは、マシンから白煙が上がり、「煙のにおいがする」と言って、ピットに戻った。マシンはガレージにひっこめられて修理が行われ、フェルスタッペンはその後、コースに復帰することができなかった。チームは、このトラブルについて「マックスのFP2走行は、ERS(エネルギー・リカバリー・システム)トラブルのため、短縮された。トラブルの原因は現在調査中だ」とコメントしている。
■マックス・フェルスタッペン(オラクル・レッドブル・レーシング)
フリー走行1=5番手(1分26秒502:ソフトタイヤ/10周)/フリー走行2=18番手(1分19秒311:ソフトタイヤ/4周)
残念ながらFP1は天候(雨)の影響を大きく受け、FP2でもあまり周回を重ねることができなかった。電気系統に問題があることが疑われたため、チームからピットに戻るよう指示された。チームはガレージで問題の原因を調査してくれている。原因を明らかにすることができるはずだ。
もっと周回を重ねたかったし、こういう形でセッションを終えたくなかったので、理想的な一日とはいえない。でも、今は、何が起こったのか、それがこの週末にどのような影響を与えるのかについて、理解する必要がある。
■セルジオ・ペレス(オラクル・レッドブル・レーシング)
フリー走行1=9番手(1分28秒058:インターミディエイトタイヤ/10周)/フリー走行2=10番手(1分17秒041:ソフトタイヤ/19周)
コンディションの影響で、とても難しい一日だった。明日の予選では、正しいタイミングでコースに出て走ることがとても重要になるだろう。
FP2の段階で、コンディションとトラックが大きく変化していた。正しいラップでプッシュしなければ、大きな違いが出てしまうだろう。
マシンには調整したい点がいくつかあった。変更が必要なエリアについてはよく分かっているけれど、天候に左右された今日のトラックから、今の段階で結論を出すことは難しい。
インターミディエイトタイヤでは良い進歩が見られたので、それはポジティブなことだ。スリックでは正しいタイミングでコースに出ることができなかっただけだから、心配はしていない。明日になれば、競争力について確認できるだろう。