長谷川唯、パリ五輪メンバー発表前の遠征総括「若い力を求めている。結果出たのはポジティブ」

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2024年06月08日 17:46  サッカーキング

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子どもたちとセルフィ―する長谷川
 マンチェスター・シティに在籍するなでしこジャパンMF長谷川唯は、同選手が所属するマネジメント会社『UDN SPORTS』が手掛けるサッカー教室『地⽅企業からミライをスポーツフェス』に講師として参加。特別講師として登場した元バトミントン日本代表の桃田賢斗とともに、小学生約80名と交流した。

 低学年と高学年に分かれてトレーニングは実施。長谷川はドリブルで子どもたちから逃げ回ったり、ミニゲームで絶妙なアシストを決めるなど、約90分にわたって汗を流し、終了後は参加した子どもたち一人ひとりと記念写真に応じた。

 長谷川は「自分が子どもの頃を思い返すと、こんなにパスをつないでいなかった。自分が子どもだった頃よりもレベルが高いです」と驚くとともに、「楽しむことを忘れずに。皆さんそれぞれに目標があると思うので、それに向かって頑張ってください」とエールを送った。

 教室後の取材に応じた長谷川は、イングランドでのシーズンが終わり、一度帰国してからなでしこジャパンとして参加したスペイン遠征(5月31日、3日。ともにニュージーランドと対戦)を振り返り、コンディション面の難しさもあって「個人的にはそこまで良いプレーはできなかった」と、初戦は後半途中から、2戦目は先発して80分過ぎまでプレーした2試合を回顧した。

 長谷川自身は離日前、「厳しく求めていくことは本当に大事」と、自身や各選手たちのチームへの関わり方に言及していたが、「今回の遠征で納得している選手はいないと思います」としつつ、「だけど若い選手、普段は出場数が少ない選手から『自分がやってやる』という気持ちが見えた試合でもあった」として、「いつも出場時間が長い選手にも刺激になったと思いますし、いい競争ができていると思うので。特に若い力は自分自身が求めていることでもあるので、今回そういう選手たちが得点や試合の中で結果を出したことは、チームにとってポジティブだったと思います」と、パリオリンピック2024出場選手発表前となる最後の試合で、収穫があったと話した。

 パリオリンピック出場メンバーは6月14日に発表される。心境として「自分自身はリラックスしていますし、1回リフレッシュしようというタイミングでもあるので、1、2週間後はサッカーのモードに切り替えてコンディションを整え、体を作っていこうと思っていますが、長いシーズンだったので、ちょっとサッカーから離れてリラックスする時間を取りたいと思います」と、切り替えをはっきりとさせ、大会に向けては「もちろん、なでしこジャパンとして戦う上で、優勝を目指さなければいけないですけど、一戦一戦、目の前の相手に対して何ができるかをしっかりと考えて、一つずつ勝っていく中で優勝できればいいと思いますし、こういう大きな舞台で自分の楽しんでいる姿を、特に日本の皆さんに見せたいと思っています」と、自身2度目のオリンピックでの戦いを見据えている。

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