テストデー午後はポルシェ963の“ワン・ツー・フォー”。3番手に8号車トヨタが食い込む/ル・マン24時間

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2024年06月10日 05:20  AUTOSPORT web

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テストデーで最速タイムを記録したポルシェ・ペンスキー・モータースポーツの6号車ポルシェ963
 6月9日、フランスのサルト・サーキットでWEC世界耐久選手権第4戦ル・マン24時間レースを前にしたテストデーのセッションが行われた。15時30分から3時間行われたセッション2では、ポルシェ・ペンスキー・モータースポーツの6号車ポルシェ963(ケビン・エストーレ/アンドレ・ロッテラー/ローレンス・ファントール/デイン・キャメロン)が最速タイムを記録した。

 午前のセッション1に続き、晴れ・ドライコンディションとなったセッション2。開始直後の段階で気温は22度、路面温度は34度ほどまで上昇した。

 計測1周目、まずは8号車トヨタGR010ハイブリッド(トヨタGAZOO Racing)のハートレーが3分27秒921を記録しトップへ。これに94号車プジョー9X8(プジョー・トタルエナジーズ)のポール・ディ・レスタ、7号車トヨタのニック・デ・フリースが続く。計測2周目に入ると、6号車ポルシェ963(ポルシェ・ペンスキー・モータースポーツ)のケビン・エストーレがハートレーのタイムを上回って暫定首位へ立つと、エストーレは次の周に3分26秒907にまでタイムを縮めた。

 5号車ポルシェ、51号車フェラーリ499P(フェラーリAFコルセ)、83号車フェラーリ(AFコルセ)らが好タイムを記録し、周回を重ねていく。

 16時15分、開始45分のところで赤旗によりセッションは中断。インディアナポリスでベクター・スポーツ10号車オレカ07のステファン・リケルミがストップしたようだ。

 16時29分にセッションは再開を迎えた。すると20号車BMW Mハイブリッド V8(BMW Mチーム WRT)のロビン・フラインスが4番手にポジションを上げてくる。

 セッション中盤に入り、午前中の終盤にクラッシュしてしまったクール・レーシングの37号車オレカも、修復を完了して走行を再開。ハイパーカーでは、フェリペ・ナッセの4号車ポルシェがベストタイムを縮め、2番手へと浮上した。

 セッション残り10分を切った18時23分、7号車トヨタ小林可夢偉がインディアナポリスでコースオフしたことにより赤旗が提示、これによりセッションは終了となった。

 トップタイムは序盤にエストーレがマークしたタイムで6号車ポルシェが奪った。2番手は4号車で、ポルシェ963のワン・ツー。3番手に8号車トヨタが入る結果となった。

 LMP2クラスではユナイテッド・オートスポーツの22号車オレカがこのセッション最速。アルガルベ・プロ・レーシングの25号車、デュケイン・チームの30号車が3番手に続いた。宮田莉朋のクール・レーシング37号車はクラス14番手でセッション2を終えている。

 LMGT3クラスは、小泉洋史も加わる82号車シボレー・コルベットZ06 GT3.R(TFスポーツ)がクラス首位に。27号車アストンマーティン・バンテージAMR GT3(ハート・オブ・レーシングチーム)、31号車BMW M4 GT3(チームWRT)が続いた。

 日本勢では、濱口弘と佐藤万璃音の95号車マクラーレン720S GT3 Evo(ユナイテッド・オートスポーツ)がクラス6番手。星野敏の777号車アストンマーティン(Dステーション・レーシング)がクラス15番手、木村武史の87号車レクサスRC F GT3(アコーディスASPチーム)はクラス再開となる23番手で、午後のセッションを終えている。

 第92回ル・マン24時間のレースウイークの走行は、12日(水)から開始される。

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