キンプリ永瀬廉&トラジャ松田元太「東京タワー」視聴者が“気になるセリフ”本人解説 メンバーからのオンエア反応も明かす【インタビュー】

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2024年06月10日 07:04  モデルプレス

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永瀬廉、松田元太「東京タワー」最終話より(C)テレビ朝日
【モデルプレス=2024/06/10】15日に最終回を迎えるテレビ朝日系オシドラサタデー「東京タワー」(毎週土曜よる11時〜※最終回1時間SP)。King & Princeの永瀬廉(ながせ・れん/25)とTravis Japanの松田元太(まつだ・げんた/25)が取材に応じ、印象的なシーンや、撮影秘話、最終回の見どころなどを語った。

【写真】トラジャ松田元太、色気ダダ漏れキス

◆永瀬廉主演「東京タワー」

2005年に映画化された江國香織氏の同名恋愛小説を日本で初めて連続ドラマ化する本作。21歳の青年・小島透(永瀬)と、20歳以上年の離れた人妻・浅野詩史(板谷由夏)の美しくも許されない愛を描く。

また、透&詩史とともに、大学生・大原耕二(松田)と孤独を抱える主婦・川野喜美子(MEGUMI)の危うい関係性も描かれる。

◆永瀬廉、耕二(松田元太)の修羅場シーンに心痛

― 8話まで放送されましたが、これまでで一番苦労したシーンを教えて下さい。

永瀬:7話で耕二のやっていることが喜美子さん、比奈(池田朱那)、森山由利(なえなの)に全部バレるところです。透としては、ただその場に居るっていうだけだったんですけど、段取りとか、現場に入った時の空気感がすごく重くて。

松田:言ってたよね。「空気重くない?」って。

永瀬:そう。透でもそれだけ苦しかったので、御三方とか、耕二に関してはより大変だった部分なのかなと思いました。

松田:もちろん全部楽ではなかったですし、難しかったです。でも、そういう空気感とか、自分の中の課題も見つけながらできたので、全部が楽しくて難しかったなと思います。

― 特に印象的だったシーンはありますか?

松田:1つに絞れないんですよね〜。“ここ”っていうところがなくて、「東京タワー」っていう1つの作品っていう考えが個人的に強くて…ごめんなさい、そこを答えてよって話なんですよね(笑)。全部好きだなって。強いて言うなら、透とのシーンは廉と松田の関係性もある上で、楽しくできたのかなと思っています。

永瀬:あるじゃん(笑)。

◆永瀬廉&松田元太、会話レベルは中学生

― 裏でもお2人で話をする機会は多かったのでしょうか?

松田:現場が少し早めに終わった日に、2人で「ご飯行こう」って言って、バーのカウンターで飲みながら3話を一緒に観ました。透と詩史さんがバーでパッと手を止めるシーンあるんですけど、僕、詩史さんになった気分になって(笑)。“空気で恋に落ちるんだな”みたいな、勝手に詩史さんに感情移入しながら一緒に居ました。その時、話し方もゆっくりだったよね?

永瀬:ゆっくりだったね〜。詩史さんみたいな感じだった。

― 恋が生まれた?

松田:もう好きになっちゃいました(笑)。

― 現場ではどのようなお話をされていましたか?

松田:結構喋ったよね。

永瀬:喋ったけど、そんな深い話をせず、たわいもない感じでした。中学生のような会話をずっとしてました(笑)。レベルは低いですね。

松田:それが楽しいんだよね〜(笑)。

― お芝居について話すことは?

松田:現場ではあまりなかったかな。

永瀬:現場では“楽しく過ごす”っていうのをモットーにやっていましたね。

― 永瀬さんは松田さんの“ビジネスバカ”を暴きたいと話していましたが、松田さんと過ごして実際のところはいかがでしたか?

永瀬:360度どこから見てもバカでしたね。

松田:おい(笑)!

永瀬:365日24時間年中無休でバカ。正月休みとかない!

松田:無休(笑)?

永瀬:うん。不眠不休でおバカ(笑)。

松田:僕もずっと楽しく居られました。廉だから全部ツッコんでくれるし、逆に急にボケ始める時もあって。そこは自分も頭が良くなった気分で…。

永瀬:でも、全然対応してくれなかったですね。

松田:いや、ちょっと待ってよ!

永瀬:できてなかった。俺が求めていたワードとか、こういう雰囲気でツッコんでほしいっていう感じでは一切来てくれなかった。

松田:ストイック過ぎるって(笑)!

永瀬:(ボケに)気付いてくれない時もあったし…。

― 松田さんも永瀬さんのおバカなところを探したいと言ってましたよね。

松田:そうなんですよ!僕に比べたらもちろん頭良いですけど、廉もバカだなって。

永瀬:バカっていうか、バカになってるんだけどね。

松田:そういうこと!?

永瀬:元太のレベルに合わせていかないと、会話が進まないから。

松田:優しさもあり?うつったんだ!?

永瀬:うつったというか、そうなった。お芝居みたいな感じ(笑)。

松田:僕とお芝居してたの!?嘘でしょ(笑)。

永瀬:芝居をしている感覚だったね。バカを演じるっていう。

松田:だとしたら、めっちゃ上手かったよ(笑)。

◆気になる“あのセリフ”を本人が説明

― 3話で透へ関心を寄せる白石楓(永瀬莉子)に耕二が「好きになっちゃった!?乾杯!」と言うシーンがSNSで話題になっていました。自然な演技をされていましたが、アドリブだったのでしょうか?

松田:アドリブですね。本当はもっとしていたんですけど、だいぶカットされてました(笑)。「好きになっちゃった乾杯!」とか色々な乾杯をしていました。

― どのような感情でそのアドリブをしていましたか?

松田:楓の気持ちに気付いて「好きになっちゃったか、乾杯!」みたいな、ただそれだけです。透と既婚者の詩史さんの関係を知ってちょっと慌てている耕二もいて、それを何かで紛らわそうっていう気遣いもあった中で、「好きになっちゃった乾杯!」をしたんですけど、色々カットされてました(笑)。

― 永瀬さんは以前、詩史から透への“嫌な言葉ではないけど、透にしてみたら心をえぐられるセリフ”があると話していましたが、それはどういったセリフだったのでしょうか?

永瀬:「私はあなたの未来に嫉妬しているのよ」っていうセリフです。他者を傷つけるような言葉ではないけど、詩史さんと透の関係性から見て、詩史さんにその言葉を言われることの残酷さというか。「なんでそういうこと言うの?」っていう気持ちになって、透にとって傷つくには十分に鋭い言葉だなって感じました。

◆「東京タワー」オンエアの反応明かす

― 多くの反響を呼んでいる本作ですが、周囲の反応はいかがですか?

永瀬:幅広い層の方が感想を言ってくれました。「東京タワー」という作品が多くの方の元に届いていることを実感できて嬉しいですね。

― 印象的な感想ありましたか?

永瀬:すごく謎の考察をしている友達がいて、1話を観て「俺の予想。詩史さんの旦那さんが透の実の父とみた」って。「そんなややこしい話ちゃうわ!」って送ったんですけど(笑)。詩史さんが透の母親への復讐で、旦那と息子の両方に手を出してしまうっていう考察をしていたので、もうそこから既読無視しました(笑)。

松田:返してあげなよ!

永瀬:もう「観て!」って感じ(笑)。そういう独特な感想もあって、面白かったですね。

松田:僕はメンバーで言うと、宮近(海斗)が1話からリアルタイムで観てくれています。先日コンサートで新潟に行ったタイミングで、ちょうど4話の放送があったんですけど、宮近と松倉(海斗)と七五三掛(龍也)が僕の部屋に来て、一緒に4話を観ました。宮近はずっと観ているので色々解説しながら一緒に楽しめて、松倉はまだ1話しか観てなかったのでずっと喜美子さんと耕二の大人なシーンに「あ!」みたいな(笑)。中学生と観ているようでうるさかったんですけど、真剣に観てくれている嬉しさもありました。あとは、共演させていただいた方々とか、スタッフさんからも反応がありました。若槻千夏さんがどハマリしてくれているらしく「『東京タワー』の大ファンです!」って言ってくださっていて、これを機に「松田はバラエティやめた方が良いよ」「バラエティじゃなくて、役者だけした方が良い」ってしっかり言われて(笑)。これからの未来をちゃんと考えないとなと思ったきっかけにもなって、「東京タワー」すごいなって思いました。

― 永瀬さんは制作発表会の時にメンバーの高橋海人(※「高」は正式には「はしごだか」)さんに本作を観せたいと話していましたが、その後はどうなりましたか?

永瀬:1話は観てくれたみたいです。なんて言ってたかな?「面白かった」とか、当たり障りないことだったと思います(笑)。

◆永瀬廉&松田元太、互いに刺激

― 撮影を通して、お互いに刺激を受けたことはありますか?

松田:自分のシーンが終わった後にすぐにモニターチェックをして、監督の意見を聞いて、もう1回撮った時にちゃんと実演する姿とか、向き合い方がストイックだなと思いました。でも、撮影の合間はほわんとしていて、ギャップもあります。全て100%以上のパワーで演じていたので、透もすごく好きですけど、永瀬廉もすごくリスペクトで、素敵だなと思いました。好きになっちゃいましたね。

永瀬: “こういう大学生居るよな”っていうリアルさとか、元太しかできない耕二を魅力的に演じてくれたと思います。耕二がこういう感じだからこそ透がよく見えたり、透がこういう感じだからこそ耕二の方もよく見えたりっていう相乗効果を、近くでお芝居したり、放送を観たりして感じました。

― それぞれ役を演じた前後で心境に変化はありましたか?

永瀬:まさか自分が許されざる恋を1つのテーマとした作品に出られると思ってなかったので、すごく刺激になりましたし、なかなか経験できる役ではないので、嬉しかったです。自分が思ってないようなことが今後も起きるのかなと思うと、よりこの仕事をしていくのが楽しくなりました。沢山の方に観ていただけて、身近なところで反響を感じられたというものあるんですけど、色々な意味でモチベーションを与えてくれた作品でした。

松田:色々と考えさせられるストーリーでもありましたし、映画版「東京タワー」(2005年)で耕二を演じていた(松本)潤くんとはまた違う自分にしかできない“令和・耕二”をできたらと思って演じていました。廉と共演できたご縁もありますし、板谷さん、MEGUMIさんといった沢山の方々と出会えたことで、今後も成長していきたいなと思うことが毎日ありました。お芝居という楽しさを改めて知れたので、Travis Japanにまたいつかお土産を持って帰れる松田でいたいなって強く思いました。

◆「東京タワー」最終回の見どころは?

― 最後に、最終回の見どころを教えて下さい。

松田:耕二は喜美子さんに対しての好きという気持ちがどんどん本気になって、(8話で)直接気持ちを伝えました。それを受けた喜美子さんがどう受け入れて、噛み砕いていくのか、ハラハラドキドキが詰まっています!

永瀬:8話まで透と耕二は、色々なことを経験して、色々な感情になって、その上で9話の前にそれぞれの気持ちを伝えました。詩史さんと喜美子さんがどう答えて、それに対して透と耕二がどうなっていくか、というところまで最終回では描かれているので、最終的に2人がこの恋を通じてどう成長したかのかを見届けてほしいなと思います。

◆永瀬廉(ながせ・れん)プロフィール

1999年1月23日生まれ。東京都出身。O型。2018年5月23日にKing & Prince のメンバーとしてCDデビュー。近年の主な出演作はドラマ「新・信長公記〜クラスメイトは戦国武将〜」(2022年/日本テレビ)、「夕暮れに、手をつなぐ」(2023年/TBS)、「ラストマン−全盲の捜査官−」(2023年/TBS)、「厨房のありす」(2024年/日本テレビ)、映画「法廷遊戯」(2023年)など。

◆松田元太(まつだ・げんた)プロフィール

1999年4月19日生まれ、埼玉県出身。O型。2022年10月28日にTravis Japanのメンバーとして世界デビュー。近年の主な出演作は、映画「君が落とした青空」(2022年)、ドラマ「だから殺せなかった」(2022年/WOWOW)、「結婚予定日」(2023年/MBS)、「ゼイチョー〜『払えない』にはワケがある〜」(2023年/日本テレビ)など。

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