“ホーム”で躍動誓うGK大迫敬介「このスタジアムで日の丸を背負って戦えるのは幸せなこと」

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2024年06月10日 21:09  サッカーキング

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広島の新本拠地で前日練習を行うGK大迫敬介 [写真]=湊昂大
 広島の守護神が日の丸を背負って帰ってきた。日本代表は10日、FIFAワールドカップ26アジア2次予選兼AFCアジアカップサウジアラビア2027予選・グループB最終節のシリア戦に向けて、試合会場の『エディオンピースウイング広島』で前日練習を実施。GK大迫敬介(サンフレッチェ広島)は、「このサッカー専用スタジアムで日の丸を背負って戦えるのはすごく幸せなこと」と感慨深そうに話し、「出場したい気持ちがあるし、出た時は自分のプレーをピッチで表現したい」と気合を入れた。

 広島では20年ぶりの代表戦で、サンフレッチェ広島の新本拠地『エディオンピースウイング広島』では初の国際試合。よく知るホームスタジアムに日本代表として帰ってきた大迫は、「初めての経験なので違和感はあるけど、普段サンフレッチェを応援してくださる方々がたくさん来てくれるとうれしいし、そこで自分がプレーしている姿を見せられればうれしい」と心躍らせている。

 広島の絶対的守護神は、これまで日本代表で通算7試合に出場。今年のアジアカップはケガの影響で欠場したが、3月の代表活動で復帰し、今回も引き続き招集を受けた。6日のミャンマー戦は出場機会がなかったものの、海外組の選手たちと切磋琢磨する日々を送り、「(シュートは)海外でやっているだけあるようなボールの質だったりするので、すごく刺激をもらいながら日々やっています」と充実した様子だ。

 11日のシリア戦は、日本代表の森保一監督が「チームとしてより共有を図れるように、より戦術の浸透を図れるように、3バックにトライするつもり」と明言。さらに、ミャンマー戦からは大幅に選手を入れ替えることも明かしたため、大迫が出場する可能性はありそうだ。

 広島でも3バックで戦う大迫は、「(クラブチームで)普段やっているぶん、(3バックに)慣れているし、これまで代表でやってきた選手たちの個人の特徴はわかっているので、その特徴を活かしながら、自分のストロングの部分を出していきたい」と意気込んだ。

 シリア代表については、「前線に競り合いが強い選手がいるので、そこに目掛けたロングボールが多くなると思う」と警戒。その対応について、「ラインコントロールやマークの確認は僕のコーチングでできるところだし、自分もハイボールの対応には自信を持っているので、チャレンジしていきたい」と力強く話し、「(相手が)出てきた裏のスペースを逆についていければ、ひっくり返せるチャンスはあると思うので、うまく相手を見ながらプレーしていきたい」と攻守での貢献を狙う。

 大迫が代表に参加している間、所属するサンフレッチェ広島は2024JリーグYBCルヴァンカップ プレーオフラウンドを戦い、FC東京に2試合合計5−2で勝利してプライムラウンド進出を決めた。

 両試合とも映像を見たという大迫は、「本当にタフな連戦だったけど、みんなが躍動して勝っていたので、あの雰囲気を自分もここで作り出せればいいなと思う」とチームの勝利に刺激を受け、代表戦での躍動を誓った。

取材・文=湊昂大

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