アップ「ぜひ演じてみたいと思った」タイ発ホラー『フンパヨン』プレミアム上映会で思い出語る

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2024年06月11日 12:31  cinemacafe.net

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『フンパヨン 呪物に隠れた闇』プレミアム上映舞台挨拶 © Five Star Production Co.
タイ“新世代の”ホラー・ムービー『フンパヨン 呪物に隠れた闇』が7月5日(金)からの公開に先立ち、プレミアム上映会を実施。主演のプーンパット・イアン=サマン(アップ)が来日し、プレミアム上映会の舞台挨拶に登壇した。

タイ発のボーイズラブドラマ「Lovely Writer The Series」や「Step by Step」などへの出演で、日本での人気急上昇中、“アップくん”の愛称で親しまれる注目のタイ若手スター、プーンパット・イアン=サマン。

日本でもファン・ミィーティングが開催されるほどの人気とあって、この日の会場、大勢の観客で満席。映画上映後、ステージにアップが登場すると大歓声が飛び交い、しばらくの間、拍手が鳴り止まない状態が続くなど、早くも熱気に包まれた。

その様子に笑顔を見せたアップは「皆さん、こんばんは。また日本に戻ってくることができてうれしいです。今日は来てくださってありがとうございます」とあいさつ。

本作ではオーディションを経て主演の座を射止めたというアップ。「監督から電話をいただいて、ぜひともオーディションに参加してほしいと誘っていただきました。きっとアップなら演じられると思ってくださったんだと思います。それであらすじを読んでみて、これはぜひ演じてみたいと思ったのでオーディションに参加することを決心しました」と明かした。

映画出演が決まり、「すごくドキドキ、ワクワクしました。映画にしろ、ドラマにしろ、出演が決まったときは毎回そういう気持ちになるんです。特に今回はタームを演じたプーウィン(・タンサックユーン)との共演なので、とてもうれしかった」と笑顔を見せたアップ。

実はホラー映画はあまり得意ではないとのことで、「なぜかというと、怖がりだし、すぐに驚いてしまうから。本当に怖がっています」という意外な告白に会場もなごむ。

だがホラー映画を観ることと、実際にホラー映画に出演することは少し違ったようだ。「実際に演じてみると、そんなに怖くなかった。ただ演技をしている間はわざとコンタクトレンズを外していました。なぜかというと、森の中の木の間から何かが見えたら本当に嫌だったから。だから撮影中は共演者やスタッフしか見ていませんでした」と明かすと、「だから撮影場所は怖かったんですけど、撮影自体は楽しかった」とふり返った。

本作は、人形(フンパヨン)に妄信的な信仰を寄せる村を舞台にした物語ということで、撮影場所への移動は非常に大変だったという。

「ロケ地はものすごくアクセスがきびしい場所でした。しかもそこはとても怖い雰囲気の場所なので、なかなか眠れなかったんです。しかも僕のマネジャーも一緒になって怖がっていて。ふたりで怖がっていたので、怖さも2倍になりました」というアップ。

その言葉に司会者が「でも森の中に泊まったわけではないんですよね?」と疑問をぶつけるも、「どこに泊まっても怖いんです。しかもホラー映画の撮影なので、知らないうちに間違ったことをしたりしてないか、心配になってしまうんです」と怖がってみせ、思わず日本語で「コワいコワい……」とつぶやく姿も。

また、今回の日本滞在について質問が及ぶと、「まだどこにも行っていないんですけど、明日帰ります……」と残念そうな顔のアップ。「でもタワーレコードに行きました! 前回のファンミーティングの時に歌った松原みきさんのアルバムを買ったんです。実は前回、日本に来たときに宇多田ヒカルさんのアルバムを買ったんですけど、それはその前に行われたファンミーティングの時に『First Love』を歌ったからです」と述懐。

実はレコード集めが趣味とのことで、「学生時代から集めているんです。レコードのアルバムのジャケットがとても好きで。そこに意味が込められているように思います」とその思いを語った。

イベントは終始大盛り上がりで、アップは日本のファンとのつかの間の交流に笑顔を見せていた。

『フンパヨン 呪物に隠れた闇』は7月5日(金)よりシネマート新宿ほか全国にて順次公開。









(シネマカフェ編集部)
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