新井大輝が地元群馬のモントレーで今季3勝目。旧碓氷峠のダブルを含む計9SSで最速刻む/全日本ラリー

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2024年06月11日 22:20  AUTOSPORT web

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総合優勝を飾った新井大輝/松尾俊亮組(シュコダ・ファビアR5/Ahead Japan Racing Team) 2024全日本ラリー第5戦モントレー
 6月7日(金)から9日(日)にかけて、群馬県安中市を中心にJRC全日本ラリー選手権第5戦『MONTRE(モントレー)2024』が行われ、新井大輝/松尾俊亮組(シュコダ・ファビアR5/Ahead Japan Racing Team)が優勝。前戦ラリー丹後に続く勝利で2024年シーズン3勝目を飾った。

 2022年以来の開催となったモントレー2024は、土日の二日間に約106km、全部で10本のスペシャルステージ(SS=競技区間)を走行。リエゾン(移動区間)を含む総走行距離は約641kmの設定となった。この中では“めがね橋”で知られる観光名所『旧信越本線・碓氷第三橋梁』を臨む碓氷峠の旧道がステージに加えられたことが話題に。

 その旧碓氷峠がSS3と再走ステージのSS4に設定された競技初日のレグ1は、オープニングのSS1を勝田範彦/木村裕介組(トヨタGRヤリス・ラリー2/Luck with ROOKIE Racing RALLY Team)が制し総合トップに立った。

 しかし0.4秒差の総合2番手につけていた新井大輝が、続くSS2でトップタイムを記録し、勝田をコンマ1秒差で逆転して総合トップに浮上する。

 地元群馬県出身である新井/松尾組の勢いは止まらず今大会の“目玉”であるSS3『Old Usui Touge 1』で連続ベストをマーク。このステージ4番手となった勝田とのギャップを4.4秒に広げると、午後のループではSS4からSS6まですべてのステージでトップを譲らず。

 レグ1終了時点で総合2番手の勝田組とのタイム差を19.2秒、同3番手につけた田口勝彦/北川紗衣(トヨタGRヤリス・ラリー2/Rally Team AICELLO)には42.7秒のギャップを築いた。

 SS7からSS10が設定された最終日“レグ2”の計4本のステージでもライバルを寄せ付けないスピードを発揮した新井は、最終的に10本中9つのSSで最速タイムを記録する走りで完勝。シーズン3勝目を挙げている。

 SS1でのステージ優勝のほか計7回のセカンドベストをマークした勝田は、トップから30秒おくれて2位フィニッシュ。SS1から一貫して総合3番手での走りが続いた田口が表彰台を獲得し、4位に奴田原文雄/東駿吾組(トヨタGRヤリス・ラリー2/NUTAHARA Rally Team)、5位に新井敏弘/井上草汰組(スバルWRX S4/SUBARU TEAM ARAI)が続くトップ5となっている。JN-2からJN-6の各クラスウイナーは下記表のとおりだ。

 全日本ラリー選手権の次戦第6戦は、7月5〜7日に北海道虻田郡ニセコ町周辺で行われる『2024 ARK ラリー・カムイ』。同イベントは全8戦のシーズン中、2戦のみとなるグラベル(未舗装路)ラリーのひとつだ。

■2024年全日本ラリー選手権第5戦モントレー 順位結果
Pos.Driver/Co-DriverCarTeamTime総合優勝新井大輝/松尾俊亮シュコダ・ファビアR5Ahead Japan Racing Team1h19'45.7総合2位勝田範彦/木村裕介トヨタGRヤリス・ラリー2Luck with ROOKIE Racing RALLY Team1h20'15.7総合3位田口勝彦/北川紗衣トヨタGRヤリス・ラリー2Rally Team AICELLO1h21'17.3JN-2優勝大竹直生/竹藪英樹トヨタGRヤリスTOYOTA GAZOO Racing WRJ1h25'32.7JN-3優勝山本悠太/立久井和子トヨタGR86K-one Racing Team1h26'30.8JN-4優勝西川真太郎/本橋貴司スズキ・スイフトスマッシュ ラリーチーム1h27'06.3JN-5優勝嶋村徳之/小藤桂一トヨタ・ヤリスMATEX-AQTEC RALLY TEAM1h28'11.9JN-6優勝天野智之/井上裕紀子トヨタ・アクアTRT1h33'48.2

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