7月開幕のパリ五輪(オリンピック)出場権を得ている7人制ラグビー男子日本代表候補は13日、千葉・浦安合宿最終日を迎えた。
公開された午前練習の走り込みで汗を流し、14日からの米国遠征、その先の五輪へ強化を進めている。
日本は下部シリーズとなるセブンズチャレンジャーが主戦場。今季はセブンズチャレンジャー総合8位にとどまり、昇降格を争うプレーオフ進出をも逃した。
逆境に立っているが、林大成(31=日本協会)は「チャレンジャーシリーズで結果を出すラグビーにしてしまうと、オリンピックでメダルを取れる確率が限りなくゼロに近づく。リスクを取らないといけないのは、全員が分かっているので、そこにブレはないです」と強調した。
チーム内では五輪本大会で勝つために「リスクを取る必要がある」と共有されている。会場は約8万人収容のスタッド・ド・フランス(フランス競技場)。世界最高峰シリーズに籍を置く強豪国との対戦経験が不足している一方で、林は「ディフェンスでもジャパンが多分、世界で一番プレッシャーをかけにいくことになる。合理的じゃなくても(相手が)体感したことがないスピードでプレッシャーをかける。今の日本の立ち位置だからこそできることは、いい方向に向くと思う」と見据える。強豪国も驚かすスタイルを、最後まで突き詰める。【松本航】
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