ハンマー投げ新津工の基村晃生2位&中川冬夢4位でそろって全国切符 北信越高校総体陸上

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2024年06月13日 22:20  日刊スポーツ

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男子ハンマー投げで2位に入った基村

<北信越高校総体陸上>◇第1日◇13日◇男子ハンマー投げ決勝◇デンカS



男子ハンマー投げは基村晃生(新津工3年)が2位で全国高校総体(インターハイ)初出場を決めた。最終6投目に56メートル67をマークして4位から2位に浮上した。女子砲丸投げの川浦もえ(開志国際2年)と、同棒高跳びの松原愛実(同3年)も2位に入り、全国切符をつかんだ。


◇  ◇  ◇


基村は自分自身の勝負強さに驚いていた。最終の投てきで、4位から2位に浮上。「6投目で2位の記録を出せてメンタルが強くなったと思う。ビックリです」。納得のいく投てきは5投目まで出来なかったが、最後の1投にかけた。「最終(投てき)は回転の加速を意識して投げた」。昨年は県大会7位で北信越出場に1歩届かず。今年の県大会は2位通過だったが、北信越も2位で全国総体切符をもぎ取った。


曽野木中時代はソフトテニス部所属。東曽野木小6年から新潟市内のジムに通い、ボクシングを習っていた。新津工の合格発表の日に「顧問から『ガタイがいいから、ハンマー投げ、どう?』と誘われ」競技に取り組んだ。最初に測った記録は「18メートル台だった」と言う。そこからの急成長だった。


新津工の後輩・中川冬夢(2年)も4位に入り、2人そろって全国へ。「お互いにライバル視しながらアドバイスし合う仲」と基村は身近なライバルの存在を糧に、自身の強化につなげてきた。「最初の回転に入るときに腰が曲がらない、ということを意識して後半の回転のスピードをもっと上げて投げたい」。夏に向け、さらなる成長を決意する表彰台だった。【涌井幹雄】


▽男子ハンマー投げ決勝 (1)岡村聡真(長野・穂高商)57メートル08(2)基村晃生(新津工)56メートル67(3)熊倉倖助(開志国際)54メートル91(4)中川冬夢(新津工)54メートル65(6)諸橋駿哉(同)53メートル18


※6位までが全国総体出場

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