「チームとしてあまり競争力がなかった」リカルド、予選以上にレースで苦戦した原因を探す/F1第12戦

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2024年07月11日 18:00  AUTOSPORT web

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2024年F1第12戦イギリスGP ダニエル・リカルド(RB)
 RBのダニエル・リカルドは、先週末のF1第12戦イギリスGPでペースが落ち込んだことに対する答えを探しており、パフォーマンスの低さを正当化するために、彼のVCARB 01に”大きな“穴”を見つけたいと冗談めかして語った。

 予選15番手のリカルドは、ふたつ順位を上げて13位でレース終えたが、10位に入賞しポイントを獲得したチームメイト角田裕毅より3つ下の順位となった。52周のレースは、コンディションの変化により難しいものとなったが、リカルドを後退させるようなオペレーション上のミスはなかった。

 F1のベテランドライバーであるリカルドは、自身のマシンに十分な速さがなかったと考えていた。

「僕がまだ見ていない大きな穴がクルマに開いていて、それがとても遅かった原因だといいね」と、リカルドは『Speedcafe』に語った。

「正直なところ、チームとしてここで苦戦したことは確かだ。あのスティントの終盤のウイリアムズを見ると、(ローガン・)サージェントが僕を引き離し、(アレクサンダー・)アルボンがやってきて角田(裕毅)を追い越したはずだ」

「裕毅はポイントを獲得してよくやったけれど、今週末はチームとしてあまり競争力がなかったと思う」

 走行のタイミングに恵まれなかった土曜日の難しい予選を終えたリカルドは、日曜日にマシンからさらに多くのことを引き出したいと望んでいた。しかしそうはならなかった。

「確かにレースではさらに苦戦した。なぜなのか、まだ完全にはわかっていない。エンジニアから0.8秒くらい遅いと言われた瞬間があったと思うけど、それを聞いてとても驚いた。ラインを越えていいラップにできたと感じたからだ。だから、ペースがどこにあるのかという点で、多少わかっていないところがあるかもしれない。終盤を見てもね。それにドライだったスタートでさえ、グリップとバランスに苦しんだのは確かだ」

「でも、これらのコースは僕たちに経験を与えてくれたと思うし、他のチームは優れたアップデートを行っていた。今日のほとんどの時間、僕が裕毅よりも苦戦した理由について考えてみる」

 リカルドは、レース中に自分のマシンに存在した具体的な弱点を特定できなかったことを認めたが、“荷重”の欠如が彼の取り組みに影響を及ぼしたかもしれないと示唆した。

「僕のエンジニアに、どこに何が足りないのかと尋ねられた。僕に何が必要なのかとね。そして僕は、バランスなどは実際には大丈夫だと言ったような気がする。ただ荷重が足りないような気がした」

「だから、他のドライバーのラップタイムを聞いたとき、自分はとてもクリーンなラップを走ったのでかなり混乱した。ちょっとしたことはあったけれど、まずまずだと感じていたんだ」

「マシンのポテンシャルには近かったけれど、今自分は答えを持っていないとその時に思った。前にいる他のマシンを見ていると、彼らがもう少しだけ速いスピードを引き出せていると感じた。だから僕の説明は、荷重が少し足りなかったからということになるかもしれない」

「今日見逃したことがまだあると思う。もしくはマシンとその最適化について、いくつか見逃したことがあったと仮定している。将来を見据え、今自分たちにあるものであらゆることを改善しなければならない。おそらくまだセットアップについて、僕自身とチームがきちんと把握できていないことがいくつかあるかもしれない」

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