トム・クルーズ、『トップガン』で共演した“後輩”のために『ツイスターズ』プレミア上映会を盛り上げる

トム・クルーズ（62）が、映画『トップガン マーヴェリック』で共演したグレン・パウエル（35）の最新作『ツイスターズ』のプレミア上映会にサプライズ登場した。トムは過去にオーディションでグレンを気に入り起用し、撮影中にはヘリコプターで滞在先まで送り届けたこともある。この日、トムは良き後輩であるグレンの最新作の応援に駆けつけていた。グレンは翌日、英BBCの番組にゲスト出演した際、上映会でトムが会場を盛り上げてくれたことについて語っている。

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トム・クルーズが現地時間8日、英ロンドンのレスター・スクエアにある映画館「シネワールド（Cineworld）」で開催された映画『ツイスターズ』のプレミア上映会にサプライズ登場した。

今夏に公開される同作は、巨大竜巻の脅威を描いた映画『ツイスター』（1996年公開）の続編で、気象学者ケイト・カーターが、竜巻を追いかけるインフルエンサーのタイラー・オーウェンズらとチームを組み、竜巻の破壊計画に挑む姿を描いたものだ。ケイト役をデイジー・エドガー＝ジョーンズが、タイラ役をグレン・パウエルが演じている。

グレンは、トム・クルーズの主演映画『トップガン マーヴェリック』でジェイク・“ハングマン”・セレシン海軍大尉を演じた。

同作のオーディションでは、グレンがブラッドリー・“ルースター”・ブラッドショー海軍大尉役を受けたものの、その役はマイルズ・テラーに決定した。しかしグレンはトムに気に入られ、“ハングマン”役に抜てきされた。

若きハングマンは、トムが演じる教官マーヴェリックの過去に触れたり、パイロット達のチームワークを乱すなどして問題視されていた。しかしその後、ハングマンがマーヴェリックの窮地を救ったことから、2人は和解して親友となった。

トムとグレンは共演して以来、友情関係を築き、英スラウ地区にあるパインウッド・スタジオで撮影後には、トムがヘリコプターを操縦し、ロンドンにあるグレンの滞在先まで送り届けたこともあった。この時、トムは墜落するふりをしてグレンを震え上がらせたそうで、後日グレンはインタビューで「トムと一緒に煙に巻かれて死ぬ無名の男になるのか？」と感じたと語っていた。

そんなトムが、グレンの最新作『ツイスターズ』のプレミア上映会にサプライズ登場し、会場に集まった人々を驚かせた。

トムとグレンはそれぞれのSNSで、会場で撮影したツーショットを公開しているが、トムは白いTシャツの上に黒いジャンパーを羽織り、ダークなジーンズをはいている。グレンはシャツとズボンにブレザーを合わせた、全身黒の装いだ。2人は片手にポップコーンが入った箱を持ち、肩を組んで笑顔を見せている。

トムは投稿に「友人達と映画を観た、楽しい夜！」と言葉を添えており、一方でグレンは「ウィングマン（編隊僚機のパイロット）が、嵐の中を追って来る時…」と映画『トップガン マーヴェリック』と『ツイスターズ』にからめたジョークを綴っていた。

この日トムは、良き後輩であるグレンの最新作を応援するため、会場を訪れたようだ。

グレンは翌9日、英BBCの番組『The One Show』にゲスト出演し、トムがプレミア上映会に訪れた時の様子を語っている。

グレンの隣にはトムが座り、すぐ後ろには『ツイスターズ』で共演したデイジー・エドガー＝ジョーンズが、前にはアンソニー・ラモスが座っていたという。

「トム・クルーズが現れた。かなりワイルドな夜だったよ。僕の隣にはトムが座り、後ろにはデイジー、前にはアンソニーが座っていた。映画の上映中、トムは僕達やみんなのために、ただひたすら興奮してくれたんだ。」

「トムは後ろを振り返ると、デイジーに『あのシーンは素晴らしかった』と伝えていた。彼は本当にみんなを応援してくれるし、観客を楽しませたいと願う人々をサポートする貴重な人物だ。そしてこの映画は、本当にそのすべてを表現しているんだ。」

グレンによると、トムは会場を盛り上げるために大声で笑ったり、歓声をあげていたという。

「彼は観客を熱狂させていた。誰よりも大きな声で笑い、声援を送ってくれたんだ。本当に素晴らしかったよ。」

なおトムが、自ら関与していない映画のプレミア上映会を訪れるのは、今回が初めてではない。

2020年にはロンドンでタクシーに乗り、クリストファー・ノーラン監督の最新作『TENET テネット』のプレミア上映会に極秘で駆けつけた。トムは上映後に観客達と一緒に拍手をしたり、観客の問いかけに「最高だったよ」と答えるなど、映画を楽しんだ様子だったという。



画像は『Tom Cruise　Instagram「Fun night with friends, watching a movie!!」』より
（TechinsightJapan編集部　寺前郁美）