技ありの決勝アーチを放った秋山翔吾に大矢明彦氏「巻き込んで打てるこの技術、なかなかできないんですよ」とアッパレ

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2024年07月13日 08:53  ベースボールキング

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広島・秋山翔吾 (C) Kyodo News
◆ 技術の詰まった一発を解説

 広島がヤクルトに逆転勝利。チームの連敗は4で止まり、再び2位に浮上した。

 先発した床田寛樹は不安定な立ち上がりで初回から失点。味方打線がすぐ逆転してくれるも、3回にはフォアボールからの連打に犠牲フライで再逆転を許した。しかし打線もヤクルトの先発・石川雅規を攻め、その裏すかさず同点に追いつくと、5回には秋山翔吾がライトスタンドへ技ありのソロを叩き込み、そのまま4-3で勝利を飾った。

 決勝ホームランを放った秋山翔吾に関して、12日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に解説として出演した大矢明彦氏は「このホームランね、本当にうまい打ち方なんですよね。(ボールが)甘いっちゃあ甘いのかもしれないですけど、インサイドの少し高めに来るこのスライダーなんですよね。これを結構ポイントを近くして、そして巻き込んで打てるっていうこの技術、なかなかできないんですよ。素晴らしいホームランだったと思いますよ」と技術の詰まった一発だと解説。

 またもう一人の解説者・館山昌平氏は「本当に壁ができていて、払ったような。ピッチャーとしてやられたなっていうような、あの体勢は崩してるのに打たれてしまったというような、そんな印象ですよね」と投手心理を説明。「もう1個、厳しく攻めていきたかったなと思うんですけども、うまく打たれちゃったなというような印象ですね」とボール1個分あるかないかの微妙な部分が、結果的には勝負を分けたと分析していた。

 36歳のベテランの匠の技で勝利をモノにした新井カープ。若いチームの中で、いぶし銀の存在がキラリ輝いたゲームだった。


☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』
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