日本サッカー協会(JFA)は7月18日、パリ五輪に出場するU−23日本代表のバックアップメンバーに関して、オランダ・NECナイメヘンに所属する佐野航大が“招集見送り”となったことを発表。航大の兄で、鹿島アントラーズからドイツ・マインツへの移籍が決まっていた佐野海舟容疑者の逮捕報道が出た直後だけに、ネット上では《変な見られ方してしまって気の毒》と同情が集まっている。
海舟容疑者をめぐっては7月17日朝、『読売新聞』のスクープにより不同意性交容疑で同14日に逮捕されていたことが発覚。
当初、海舟容疑者が知人の20代男性2人と共謀し、東京都文京区湯島のホテルで30代女性に性的暴行を加えた疑いがあるといった情報のみが明らかになっていたが、17日夜には海舟容疑者が容疑を認めていること、ともに逮捕されたのは過去に同じジュニアサッカークラブ・FCヴィパルテ(岡山県津山市)で活動していた山本泰己容疑者(24)と竹内迅人容疑者(23)であることなども伝えられた。
「一生兄貴を恨むと思う」
「衝撃の報道が出た翌日、海舟容疑者の弟・航大選手についてパリ五輪バックアップメンバーに招集されない旨が発表されました。U-23日本代表の団長・山本昌邦氏は、もともとバックアップメンバーとして同行する交渉のスタート時点から、航大選手の所属クラブが“(招集に対して)ネガティブだった”などと説明していますが、一部ネット上では《兄の影響?》という憶測も広がっている状況です」(スポーツ紙記者)
《弟関係ないのに》《兄が原因でステップアップできないとかだと可哀想》《私なら一生兄貴を恨むと思う》といった声もあるが、《可哀想だけど弟さんを守るための苦肉の策なんじゃ》《弟もだけど、周りのメンバーにも今以上影響が及ぶからかな?》との指摘も。
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さらに、兄に関してはこんな話も。
「海舟容疑者は自身が男性アイドルグループ・SixTONESのファンであることを公言していました。同グループの人気メンバー・田中樹さんは、兄である元KAT-TUNの田中聖さんがこれまでに覚醒剤取締法違反容疑などで逮捕されていますが、そんな背景から、聖さんと樹さんの兄弟関係を引き合いに出しつつ、航大選手に《兄ちゃんは関係ない》とエールを送るネットユーザーもいます」(前出・スポーツ紙記者)
そのほか、サッカーファンからは《お兄さんの件も影響しているかもしれませんが、そもそもレベル的にスタメンに選ばれても良いような選手》《正直言ってバックアップだったらクラブ戻った方が何倍も良いよな 1日でも早くキャンプに参加して、ますます絶対的な存在になってほしい》など、航大の今後に期待する声は少なくない。
しかし、航大は過去に“日本代表で兄とダブルボランチを組む”という夢を語っていたことも。気持ちを切り替えていくには、時間が必要かもしれない――。