「誰がマイクロプラスチックを食べているの?」展をアニエスべーが企画、海洋プラスチック問題をフィーチャー

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2024年07月21日 09:01  Fashionsnap.com

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 「アニエスベー(agnès b.)」が、アートギャラリー アニエスベー ギャラリー ブティックで「誰がマイクロプラスチックを食べているの?」展を開催する。会期は7月27日から9月29日までで、入場料は無料。

 同展は、プラスチックごみの存在を可視化し、海洋プラスチック問題について考えることを目的としアニエスベーが企画。プラスチックの大量生産が始まった70年前から現在に至るまで、海に流れ出たプラスチックごみのほとんどは、その行方が未だに解明されておらず、腐らない特性をもつプラスチックは、半永久的に地球上のどこかに存在し続けると考えられているという。海にある一次マイクロプラスチック(製造段階から5ミリメートル以下のサイズのプラスチック)のうち、約35%がマイクロファイバーとされており、アパレル産業も大きな責任を負っている。
 アニエスベーの創設者であるアニエス・トゥルブレ(Agnes Troublé)は、2003年にフランス初の海洋に特化した公益財団法人「タラ オセアン財団」を設立。同財団は、海洋の生態系に関する科学研究を進め、気候変動リスクの予測や理解、生物多様性の保護を可能にする海洋科学を発展させてきた。日本では、一般社団法人タラ オセアン ジャパンを2016年に設立し、2020年には日本沿岸のマイクロプラスチック汚染に焦点を当てたプロジェクトや、Tara JAMBIOマイクロプラスチック共同調査をスタートした。
 ギャラリーでは、Tara JAMBIOによる3年にわたる調査で採取されたマイクロプラスチックのデータを公開。また、昨年からアニエスベージャパンがタラ オセアン ジャパンおよびパートナー企業と共同で実施しているビーチクリーン活動から見えてきた、海洋プラスチック問題についても展示する。

■「誰がマイクロプラスチックを食べているの?」展会期:2024年7月27日(土)〜 9月29日(日)   ※月曜日休廊(ただし8月12日、9月16日、9月23日は開廊)会場:アニエスベー ギャラリー ブティック所在地:東京都港区南青山5-7-25 ラ・フルール南青山2F時間:12:00〜19:00入場料:無料
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