貯金は義務ではなく、楽しみと捉えること
習慣を身に付ける前に大切なことが、どのようなマインドで貯金をしているのかということです。私たちは小さな頃から、貯金をしなければならないと植え付けられることが多く、義務と感じている人も少なくありません。
もちろん、貯金はした方が良いのですが、義務ではありません。
とはいえ、お金がないと、行きたいところへ行けなかったり、欲しものが買えなかったりしますので、貯金はあった方が良いのです。
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○○に入る言葉は自由です。マイホームのため、海外旅行へ行くため、独立開業するため等、欲しいことや叶えたい夢をイメージして貯金をすると、義務感よりも楽しい気持ちの方にウエイトが置かれるようになりますよ。
貯金の習慣はルール作りが大事
いくら楽しみのためと言っても、今すぐお金を使いたくなるような楽しみも世の中にはたくさんあります。貯金をする際、ルールを決めると習慣が定着しやすくなります。自分の性格によってルールを決めましょう。
めんどくさがり屋さんのケース
毎月コツコツ貯金するなんて面倒と言う人もいます。そのような人の場合、銀行などで積立定期を設定して給料日に自動的に積み立てる方法をおすすめします(自動積立定期預金)。この方法なら、一度手続きしてしまえば、あとは自動的に積み立てされていきます。この方法は先取り貯金とも呼ばれており、貯金を習慣化する方法でも王道の方法です。楽しく貯めたいケース
先取り貯金も良いけど、もっと楽しく貯金したいなと思ったら、ゲーム性を持たせて貯金をすると良いでしょう。具体的には、お釣りで500円玉がきたら貯金する、古本やゲームソフトや中古品等を処分して得たお金の50%を貯金する等です。
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自分なりにルールを決めて、習慣化を!
ここであげたケースは一例にすぎません。自分なりにルールを決めて、習慣化しやすい方法は何かを考えてみましょう。もちろん、地道に毎月コツコツ、貯めたいだけ貯める貯金方法もOKです。
ただし、無理な設定金額やルールを決めてしまうと、続けることが難しくなってしまいます。くれぐれも無理は禁物ですよ。
アメとムチを上手に使って、貯金を習慣化していきましょう。
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金融機関勤務を経てFP(CFP、1級FP技能士)を取得。独立系FPとして、各種相談業務やセミナー講師、執筆活動などを行っている。金運アップやポジティブお金など、カラーセラピーと数秘術を取り入れたアドバイスも得意。
(文:飯田 道子(ファイナンシャルプランナー))