【写真】ドロドロ愛憎劇が4つも同時進行中! “サレ妻”や“不倫に走る学生”演じるのは?
■スカッと度★★★ 『夫の家庭を壊すまで』
松本まりかが主演を務める『夫の家庭を壊すまで』(テレビ東京系)は、LINEマンガにて配信中の同名フルカラー電子コミックを実写化するリベンジエンターテインメント。学生時代からの純愛を貫き結婚、子どもにも恵まれて穏やかな生活を営んでいたみのり。しかしある日、最愛の夫が長年に渡って不倫をしていたことが発覚。“離婚だけでは許さない”と決意を固めたみのりは、夫とその不倫相手へ復習するために、不倫相手の高校生の息子に接近。愛と裏切りの四角関係が展開していく…。
キャストにはパートナーの裏切りによって復讐の鬼と化すみのりを演じる松本をはじめ、15年に渡って不倫を続けていた夫・勇大役に竹財輝之助。野波麻帆が勇大の高校の同級生で不倫相手のシングルマザー・理子を演じ、彼女の息子でみのりに惹(ひ)かれていく高校生・渉を野村康太が演じる。
本作の白眉はなんと言っても松本の熱演。第1話では、夫の不貞を知ったみのりが、うつろな瞳で青山テルマfeat.Souljaの「そばにいるね」を口ずさみながら、包丁をまな板に叩きつける姿をサスペンスフルに描出。回を重ねるごとに行動が大胆かつ異様になっていくみのりの強さと危うさを体現する松本の熱演ぶりに、SNS上には「松本まりか無双中」「まりか様の素晴らしい演技で普通にホラー」「まりか劇場いいわ〜。徹底的にやってほしい」といったコメントが毎回のように集まっている。
■リアル度★★★★ 『さっちゃん、僕は。』
FANTASTICS・木村慧人主演のドラマ『さっちゃん、僕は。』(TBS系)は、朝賀庵が『少年ジャンプ+』に連載していた同名コミックを実写化した異色ラブストーリー。主人公・片桐京介(木村)は、地元に恋人を残して大学進学のために上京。そこから1年後のある日、彼は落とし物を拾ったことから同じアパートで暮らす年上の女性と出会う。地元に残した恋人に“身体の関係”を拒まれた過去がある京介は、誘われるがまま隣人の女性と一夜を共にしてしまう。しかし隣人の女性には、離れて暮らす夫がいたのだった…。
京介と交際中で地方の大学に通う純朴な恋人・早智を中山ひなのが等身大で演じると、石川恋が大学生の京介を誘う人妻・紫乃の妖艶さを見事に表現。さらに離れて暮らしながらも紫乃を溺愛する夫・要を桜田通が演じている。
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■エグい度★★★★★ 『どうか私より不幸でいて下さい』
吉谷彩子と浅川梨奈をダブル主演に迎えた『どうか私より不幸でいて下さい』(日本テレビ系)は、2022年に小説投稿サイトのエブリスタが主催した「comico女性向けマンガ原作大賞」の大賞受賞作をもとに、comicoにて制作されたWEBTOONが原作。結婚し幸せな生活を送るはずだった景子(吉谷彩子)はある日、優しいはずの夫の不可解な言動から浮気を疑うことになる。そんな中、景子は夫のスマホに自分の親友からメッセージが届いているのを目撃。しかし夫の疑惑の影には、景子の妹・志保(浅川)の存在があった…。
キャストには、景子の夫で妹の志保とも関係を持ってしまうエリート銀行員・信一役に瀬戸利樹。景子の親友で利樹の幼なじみ・由香を村瀬紗英が演じている。
夫の不倫を疑う景子を表向きは優しくフォローしつつも、陰で信一と関係を持ち、さらに親友・由香との友情も壊そうと暗躍する志保。“姉を不幸にしたい”という歪んだ感情に駆られた志保を怪演する浅川に惹(ひ)きつけられる視聴者が多くSNS上には「妹の暴れっぷりが見事!」「エグいけど見ちゃう」などの声が。今後、景子がどんな形で志保の動きを察知し反撃に転じるのか…。原作とは異なるオリジナルの結末を迎えるそうなので、目が離せない。
■お前もか!度★★★ 『初恋不倫〜この恋を初恋と呼んでいいですか〜』
乃木坂46元メンバーの樋口日奈が連続ドラマ初主演を務める『初恋不倫〜この恋を初恋と呼んでいいですか〜』(BSテレ東)は、横馬場リョウが『Love Silky』(白泉社)で連載中の同名電子コミックを原作にした群像劇。真面目な保育士として不倫とは縁遠い生活を送っていたが、ひょんなことから夫の不倫に気づいてしまう主人公・財前穂波(樋口)。夫の不貞に怒り、絶望する穂波だったが、彼女もまた隣人の男性に恋心を抱いてしまうのだった…。
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主人公の穂波をはじめ、本作の登場人物は制度としての“夫婦関係”と“初恋”のような本能的な恋心との間に揺れながら、葛藤したり、はたまた身近な大切な人を裏切ってしまう姿が描かれる。特に誘惑に弱い俊一の姿には、SNS上ではツッコミが相次ぎ「俊一さんダメだなぁ」「穂波ちゃんの旦那まじクズ過ぎ!」といった反響が寄せられている。(文:スズキヒロシ)