シュトゥットガルトのチェイス・アンリ「少しずつ僕の成長を見てくれたら」…“後輩”へ愛あるエールも

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2024年07月28日 22:39  サッカーキング

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シュトゥットガルトのDFチェイス・アンリ(撮影は2024年3月) [写真]=DeFodi Images via Getty Images
 7月28日、京都府の『サンガスタジアム by KYOCERA』にて『Jリーグインターナショナルシリーズ2024 powered by docomo』の一戦が行われ、シュトゥットガルトは京都サンガF.C.を5−3で下した。試合後、シュトゥットガルトに所属するDFチェイス・アンリがフラッシュインタビューに登場した。

 試合は立ち上がりから京都が主導権を握り、2点をリードして後半へ折り返すと、立ち上がりの46分にはFW原大智の得点で3点目を奪う。だが、ここからシュトゥットガルトが反撃をスタート。58分、スルーパスに抜け出したFWジャスティン・ディールが1点を返すと、68分にはFWジェイミー・レヴェリング、73分にはFWトーマス・カスタナラスがゴールネットを揺らし、試合を振り出しに戻す。79分には圧巻のスピードを見せたDFムサ・シセが逆転ゴールを奪い、90分にはMFルカ・ライムントが強烈なミドルシュートを叩き込んで勝負あり。終わってみればシュトゥットガルトが5−3で京都を下した。

 同試合でベンチスタートだったチェイス・アンリは、チームが一挙7名を入れ替えた61分よりピッチに立つ。最終ラインの一角に入り、守備での強さはもちろんのこと、攻撃の起点となるプレーも見せた。だが、自身は「素晴らしいプレーでしたね」という問いに対して、笑顔を見せつつも「そんなことないです」と謙遜している。

 尚志高校卒業後、Jリーグのクラブを経由せずに海を渡ったチェイス・アンリにとっては、これがJリーグのクラブと対戦する初の機会となった。「Jリーグのチームと対戦するのは僕自身初めてでしたが、プレスも早くて、シュトゥットガルトのトップチームで技術を磨いてきて良かったと思いました」と話すと、現在の日本の気候面にも言及。「僕個人は結構日本に帰省しているので、関係ないです」と明かしつつも、「ただ、本当に暑いです」と本音も漏らした。

 試合を振り返って「僕たちで取り組んでいるポゼッションサッカーを見せようとしたのですが、京都サンガF.C.さんのプレスにすごく苦戦しました。後半は改善することができたので、良かったです」と語ったチェイス・アンリは、尚志高校時代の後輩にあたる京都のMF安齋悠人についてもコメント。後半頭からピッチに立った安齋について、「ドリブルの速さを備えている選手なので、チームメイトに『コイツは速いぞ』とちゃんと言っておきました(笑)」という裏話を明かしつつも、「でも、まだ甘いですね」と、学年としては2つ下の後輩にあたる安齋に“愛ある”エールを贈った。

 最後は今後に向けて、「僕は地道に頑張っていきます。みなさんも少しずつ、僕の成長を見てくれたらありがたいです。応援よろしくお願いいたします」と意気込んだ。

 この後、シュトゥットガルトはツアーの2試合目で、8月1日に『エディオンピースウイング広島』にてサンフレッチェ広島との一戦に臨む。

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