仕事をもつママたちは、業務の内容によっては飲み会や出張もあるのではないでしょうか。とはいえ小さな子どもがいる場合、誰かが子どもの側にいないといけませんよね。実家や義実家に頼むことができたとしても、まずは親である旦那さんに家にいてもらいたい、と考えるママも多いのではないでしょうか。
『男って飲み会や出張に行くのに妻の許可取らないよね? うちは「来週飲み会だから」「来週出張だから」と報告だけ。私もフルタイム勤務で飲み会や出張もあるのに、必ず旦那に相談してからでないと行けない。これってうちだけ?』ママ自身も同じように働いているのに、飲み会や出張のたびに自分は旦那さんに相談をしなければならず、旦那さんは「行ってくる」の報告のみで許される。この状況に投稿者さんは理不尽さを感じるようです。投稿からは、旦那さんだけ家庭を顧みずに仕事に打ち込めるのはおかしい! と憤る様子が伝わってきます。
わが家も同じ。なぜ報告だけなのか?と嘆くママたち
投稿者さんのお宅と同じように、家族に事前の相談もせずに「報告だけ」という旦那さんはいるようです。
『そんな家庭は多いと思う。うちも子どもが小さいときは、旦那の予定を聞いてからでないと自分の予定入れられなかった。なんで男って、自分の予定は平日夜も休日も自分だけで決められると思っているんだろうな〜』
『事前に確認がないんだよね。こっちはまず家族の都合を確認するのが当たり前なのに』
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『私が出張を命じられたら「まずは夫に聞いてみます!」ってなるし、無理な場合は他の人にお願いしているのに……』旦那さんの予定次第で仕事を変更せざるを得ない自分は、いつだって損な役回りだと感じているようです。
『子どもの予定なんかもまったく頭に入っていないよね』なかにはこんなコメントもありました。ママは自分の予定だけでなく、子どもたちの行事や習いごとのスケジュールでも頭がいっぱいでしょう。「パパたちは自分の予定を把握するだけでいいよね」と嫌味が聞こえてきそうです。
子どもの側にはママがいるのが当たり前?!
『田舎では子どものいる女性が飲み会に参加すると、いまだに「子どもは誰が面倒を見てるんだ?」と当たり前のように聞かれる。「旦那です」と答えると必ず「いい旦那さんだね!」と旦那の株が上がる』こちらのコメントに投稿者さんは「東京でも似たようなもんだよ……」とため息をつきます。「子どもの側にはママがいるのが当たり前」。そんな暗黙の了解のもとに社会が回っているのでは? と感じる人もいるのでしょう。
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『兼業主婦の旦那はもれなく兼業主夫になるはずなのに、そのことにみんな気がついていないのが問題なんだと思う。男は結婚したときに”家族の分まで責任もって働くぞ”とは思っても、”仕事と家事を両立しよう”とは思わないんだろうね』たしかにそうですね。投稿者さんのようにフルタイムで働くママは兼業主婦です。となるとパパは兼業主夫になるわけですが、本人にその自覚はまったくなさそうです。そんな状況ではママに負担がかかるのは目に見えています。
ママにも集中して仕事をしたいときがある
小さいお子さんがいる家庭では、もちろん子どもを一人にはしておけません。必ず大人がついて、子どもの命を守らなければならないのです。どんなに重要な仕事をしていても、子どもの命が最優先。そう考えているママは多いでしょう。でもそれはパパにとっても同じはずです。やりたい仕事を任されても、子どもが熱を出したりすれば駆けつけなければならないのは、ママもパパも同じ。ママでなければならない理由はありません。
投稿さんは今感じている不満を旦那さんにきちんと伝えてみてはどうでしょう? パパが仕事に熱中したいように、ママにだって集中して取り組みたい仕事があるのです。仕事をしながら子育てをする者同士が家族を築いているのですから、お互いの状況や立場を理解する努力が必要なのではないでしょうか。
いずれは子どもも成長し、子どもだけで過ごせる日もくるでしょう。そうなれば夫婦で同時に用事ができても、事前に相談や調整をする必要もなくなるかもしれません。そしてそうなる日も遠くないかもしれません。
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文・岡さきの 編集・すずらん イラスト・マメ美