【写真】囲み取材に応じる清家(櫻井翔) ドラマ『笑うマトリョーシカ』第6話場面カット
母・浩子(高岡早紀)が清家をコントロールしていると確信し、このまま清家に権力を持たせてはいけないと危機感を募らせる記者の道上(水川)。彼女の不安をよそに清家はついに官房長官に就任する。
政務秘書官の鈴木(玉山鉄二)は清家との出会いからこれまでの軌跡を思い返しながら悲願達成に胸を熱くする。一方の清家も、高校時代から自分を支えてくれている鈴木と喜びを分かち合う。
しかし官房長官就任後の記者会見で清家は、鈴木が用意した原稿を完璧にこなしつつも、最後に予定になかった話をし始める。鈴木が用意していなかった清家の話は、浩子の影響が色濃い内容だった。
そんなある日、週刊誌に鈴木が贈収賄事件で逮捕されて自死した人物の息子であるという、彼の出自に関する暴露記事が掲載される。清家は鈴木を呼び出し2人きりになると、これまでの感謝を伝え、高校時代からの思い出を笑顔で語る。清家の話には、直接“浩子”の名前は出てこないが、高校時代から現在に至るまで一貫して母親の影響下にあったことは明らかだった。
清家は寂しそうに涙をこぼし「君は僕にとって特別だった。特別な友だちだった」と鈴木を称えながらも「この先、何が起きたとしても、君のことは忘れない」と彼の肩に手を置く。そしてニッコリ微笑むと「話は…それだけだよ」と言い放つのだった。
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