今作では5vs5で戦うモード『Rush』の新たな導入や、現実世界の戦術をAIを用いて解析しながら戦術面においてよりリアルな動きをサポートする『FC IQ』の実装など、新たな試みがありつつ、旧来の人気モードである『Football Ultimate Team』や『キャリア』『クラブ』も進化を遂げている。
発売に先立ち、『サッカーキング』では各部門の担当者へのインタビューを実施。第3回はクラブモードを担当するティム・アベル氏（Tim Abel）に聞いた。
インタビュー＝小松春生
―――新作への自信を聞かせてください。
自信に満ち溢れています。特に『CLUB』については『FC 24』の1年が大きいものでしたし、『FC 25』では『Rush』をはじめ、まったく新しい遊び方が提供されます。加えてリーグの昇降格に関して、コミュニティからのフィードバックが復活するなど、変更点もあります。すでに楽しんでくれているプレーヤーへのアピールだけでなく、新しいプレーヤーを『Club』に呼び込む要素がたくさんあるので、すごく楽しみにしています。
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ソーシャルモード、つまり友人と一緒にゲームを体験したい、現代的なプレーヤーに向いているかもしれません。争っていく要素もありますし、もちろんシングルプレーヤーに対してのオプションもあります。実際のサッカーチーム同様、様々な個性が集まってチームが構成されるので、率先して前に出る人、負けず嫌いな人、友達と遊ぶのが好きだからという人など、いろいろなタイプのプレーヤーがいるかもしれません。一緒にプレーして社会的なつながりを得たり、チームとして協力していくことはとても魅力的なことです。『Football Ultimate Team』を遊んでいる人にとっても、新作でのソーシャルモードや『Rush』の導入は『Club』を遊ぶにあたって大きいことだと思います。
―――『FC IQ』については『Club』にどのような影響を与えますか？
『Club』はソーシャルのつながりの中で、人間同士がプレーすることが基本的なデザインとなっています。もちろん『FC IQ』によって、戦術的なアドバイスがプレーヤーに提供されますが、最終的にどういったプレーを選択するかは皆さん次第ですね。
―――女子サッカーに対するゲーム内でのアプローチはいかがですか？
女子サッカーにスポットライトを当て、サッカー界として継続的に成長していくことは素晴らしいことです。『Club』を中心に仕事をしている立場から言うと、プレーヤーは数年前から自分のアバターを男性か女性を選択してカスタマイズできるようになりました。新作でもカスタマイズオプションやツールなどで、とてもクールな追加要素があるんです。すごくエキサイティングですね。多様性においても、例えばタトゥーの表現やユニフォームデザインについても大きな挑戦になります。これまで以上に幅広いカスタマイズが可能になっています。ゲームに触れてもらい、モード内をプレーヤーの皆さんにチェックしてもらうのが楽しみですね。
―――日本のFCシリーズファンにメッセージをお願いします。
『FC 25』は素晴らしいものになると思います。『Rush』や『FC IQ』といったピッチでのプレーを再定義するようなイノベーションがたくさんあります。特に『Club』はぜひ日本の皆さんにもプレーしてもらいたいですね。『FC 25』、CLUB HOUSE、CLUB Rushなどの改善によって、日本のプレーヤーの皆さんが作品の魅力を感じてもらえればうれしいです。
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