<理解不能?>「遠足や校外学習は嫌なら欠席でもいい」と考えるママ。学校行事はただの思い出作りか

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2024年08月11日 13:30  ママスタセレクト

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近年は学校に行きたがらない子どもは、無理に行かせようとしない風潮が強くなっているようです。とはいえ、例えば「なんとなく気分が乗らない」「面倒くさい」といった理由はどうでしょう? どこまで子どもの希望を許可するかは微妙なところで、その線引に悩む家庭は少なくなさそうです。

人生に大きな影響も与えない学校行事だから、行く必要はない?!



ママとパパで欠席についての考えかたが真逆なケースもあるようです。小学生になったばかりの息子さんがいる、あるご家庭。そのママがママスタコミュニティにこんな投稿をしてくれました。
『社会科見学や遠足など、小学校の行事。私は体調不良はもちろん、何かトラブルがあれば我慢して参加することはないと思っています。旦那にふとそんな話をしたところ「学校行事を休ませるなんて、もってのほかだ!」と激怒され、夫婦ゲンカに。みなさんはどう思いますか?』
「みんなとの大切な思い出が失われる」というのが、旦那さんの言い分。小中高と皆勤賞を取ったのが自慢といいます。「小学校時代の行事なんて何も覚えていない」「人生に大きな影響を与えるとも思えない」というのが、投稿者さんの言い分。お互い、相手の言うことに納得できないようです。
『考えたこともなかった。体調不良はもちろん、行事よりも大事な用があるなら仕方ない。といって休ませることに抵抗がないわけでもない』
届いたコメントにもあるように、大抵の人はこう考えるのではないでしょうか。そもそも学校を休ませるかどうかで意見が分かれるならまだしも、今回は学校行事に限った話。普段は不登校がちな子が「学校行事には出席する」といった話も見聞きします。子どもが「学校行事だから休みたい」となるケースは、逆にレアかもしれません。「遠足や社会科見学は、子どもはむしろ喜んでいるよ。お子さんは違うの?」との疑問も寄せられました。

体調不良や慶弔は別としても。そもそも「何かのトラブル」って?

『学校生活なんて何年も続くのだから、そのうちの何度か校外学習に行かなくても問題はないよ』
投稿者さんに同意するコメントもありました。それはたしかにその通りです。よほどの事情があるのなら、すべてに出席する必要はないでしょう。「よほどの事情」とは、投稿者さんも挙げたようにまずは体調不良。いくら旦那さんでも、その場合はやむを得ないと思うはずです。では、それ以外には何があるでしょう?
『慶弔だったら休ませるかな。でも子どもが希望すれば行かせる』
急な不幸などがあった場合は「休ませる」と回答した人もいました。ほかには「学校行事とスポーツクラブの練習試合が重なると、休ませるかどうかでみんなが悩む」という声も。
『その理由による。ただ「行きたくない」とか「家族で旅行に行くから」といった理由なら、休ませない』
投稿者さんの言う、トラブルが何かについては明言されていませんが、それが心理的なものであればどうでしょうか。いじめやクラスに居場所がないと感じているなどの理由とすれば、普段から登校するのは難しそうです。学校行事に限って行きたくないと言い出すのなら、例えば「行事の同班になった子に仲よしがいない」「お友だちとケンカして、顔を合わせるのが気まずい」「山登りは疲れるから嫌だ」といったあたりでしょうか。仮にそう想定すると、今回集まったコメントのほとんどは投稿者の旦那さん寄りの意見。「体調不良以外の理由で休ませるのは、抵抗がある」という声でした。

行事だって大切な授業の一環。普段は学べないことを学べる機会



投稿者さんが「学校を休ませる」ではなく「学校行事を休ませる」と想像したのは、行事を単なる思い出作りと考えているせいかもしれません。学校を休ませれば勉強は遅れるでしょうが、行事を休ませても大きな支障はなさそうです。
『特別な事情がなければ参加させるよ。行事も授業の一環だと思うし』
結果的にはそうであっても、学校行事は児童の息抜きや思い出作りのためだけにあるわけではないように思えます。「学校で学ぶのは勉強だけじゃなく、社会性」というコメントもありました。お友達と一緒に何かを成し遂げて協力することの大切さを学んだり、自然や文化に親しんだり。普段とは違う、知的好奇心をそそるような体験もできるでしょう。とくに大きな理由もないのに、そこをスルーしてしまうのはもったいない気がしませんか? 「1年生の春の遠足って、仲のよい友達を作るのにいいチャンス。それを親のほうからわざわざ潰すなんて」という声も届きました。
『トラブルから逃げる人間になってほしくないので行かせるよ。それに記憶がなければ人生に影響与えないというのは、違うと思う』
将来の記憶にも残らず、人生に大きな影響も残さない。投稿者さんはそう主張しますが、果たして本当でしょうか。エピソードや場面は記憶に残らなくても、そのとき芽生えた感情の断片は、何らかの形でお子さんのなかに蓄積されるのでは? 多くの人にかわいがってもらった幼児期の経験が、記憶には残らなくてもその後の人生の力になり得るのと同じです。
夫婦ゲンカにまで発展してしまったという投稿者さん夫婦ですが、そもそもの息子さんはどう考えているのでしょう。もし「行きたくない」だったとしても、その理由は得られるかもしれないステキな体験を引き換えにしてもいいほど、深刻な理由でしょうか?
小学校に入ったばかりということは、息子さんはおそらく学校行事は未体験。行ってみなければわからないことは、たくさんあります。行きたくない理由が「なんとなく」なのなら、もったいないといわざるを得ません。投稿者さんも欠席をあっさり許可するのではなく、まずは参加する方向に背中を押してあげてはいかがでしょうか。

文・鈴木麻子 編集・みやび イラスト・Ponko

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