ビルバオの新時代を牽引する“Wエース”へ…MFサンセト、忠誠を貫いた“相棒”を語る「ニコはとても幸せそう」

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2024年08月13日 18:24  サッカーキング

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“Wエース”として期待されるFWニコ(奥)とMFサンセト(手前) [写真]=Getty Images
 アスレティック・ビルバオのMFオイアン・サンセトが、新シーズンに向けた意気込みを語った。12日、スペイン紙『アス』が伝えている。

 40年ぶりとなるコパ・デル・レイ優勝を成し遂げ、クラブ神話に登場する“青いはしけ船”がネルビオン川を下った後、アスレティック・ビルバオは1つの章を完結させた。MFダニ・ガルシア、FWラウール・ガルシア、そしてMFイケル・ムニアイン…。今夏に功労者が続々退団すると、バスク純血主義の下に、右SBアンドニ・ゴロサベルとFWアルバロ・ジャロを新戦力に加えつつ、GKアレックス・パディージャやMFミケル・ハウレギサールら7人のカンテラーノをプレシーズンに帯同。世代交代の真っ只中で迎える2024−25シーズンにおいて、新時代のチームを牽引する“Wエース”として期待されているのが、FWニコ・ウィリアムズとMFオイアン・サンセトの2選手だ。

 そんなサンセトが、地元メディア『ETB』のインタビューに登場。昨シーズン最終盤に負傷離脱を強いられ、EURO2024のスペイン代表メンバーからも外れた同選手は「昨年はケガやコンディション面の問題があったから、今年はすべてが上手くいくことを願っているよ。実際に今、僕は100パーセントの状態なんだ」と強調した上で、「主な目標は、より地位を固め、できるだけ多くの試合で高いレベルのパフォーマンスを維持すること」とチームの絶対的な存在へと名乗りを上げた。

 さらには、“相棒”にも言及。バルセロナやパリ・サンジェルマンからのオファーを断り、残留を決めたニコに対して、サンセトは「僕は最高の選手たちに囲まれるのが好きで、ニコもそのひとり。彼はとても元気で、とても幸せそう。なにより今年を楽しみにしているのを知っている。間違いなく、僕たちにたくさんのものを与えてくれるだろう」と語っている。

 12日には、「ムニに10番を(着たいと)頼んだ。この背番号をつけ、彼のように歴史に名を刻むことができることをとても誇りに思う」と口にし、ニコが“王様”から『10』を継承することが発表された。また、現在24歳のサンセト自身も、昨年4月にプレミアリーグの複数クラブから関心を寄せられていた中で、2032年夏までの大型契約を締結している。クラブに対する帰属意識や忠誠心が脈々と受け継がれていることを証明した“Wエース”が、アスレティック・ビルバオの新時代を築いていく。
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