お盆でも休めない人々　鉄道会社の男性は「人員不足で毎週休日出勤。代わりの休みもなし」

お盆休み真っ只中、帰省や旅行を満喫している人は多いだろうが、お盆は繁忙期で休めない職業もある。

鉄道会社に勤務する奈良県の30代男性（年収500万円）は、電車の車掌だ。お盆期間中の勤務実態を次のように明かした。

「慢性的な人員不足のため、毎週の休日出勤が命令としてあります。有給休暇や通常の公休は抽選制になっているので、代わりの休みももちろんありません」

最繁忙期に人手不足はつらい。インフラ系はお盆とは言え休みなしで働かざるを得ないのかもしれない。（文：天音琴葉）

取引先が24時間365日営業で「通常通り仕事です」と配達業の男性

岐阜県の40代男性（年収400万円）は、食品関係の配送の仕事をしている。取引先は24時間365日営業しているため、男性の職場ではお盆期間中、交代制で休みを取ることになっているというが実際は……

「私は通常通り仕事ですし、休み取った人のコースもカバーすることもあり、お盆に特別配送も重なり通常以上忙しくお盆渋滞もありどうにもならない感じです」

男性は休みなしで働いているが、職場には繁忙期のお盆に休んでいる人もいるらしい。

「古株と我が強い人が好きなタイミングで休みを取りますので、弱い立場の人間は9〜11月に連休が取れればラッキーです」

そうは言うものの、猛暑のなか休みなく配達するのはきついに違いない。連休でなくてもこまめに休みを取れたらいいのだが、繁忙期にはそれすら難しいのだろうか。

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