元台風9号の低気圧の影響 北海道は明日22日から警報級の大雨の恐れ

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2024年08月21日 15:25  日本気象協会

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日本気象協会

元台風9号の低気圧の影響 北海道は明日22日から警報級の大雨の恐れ

北海道は、元台風9号の低気圧を含む気圧の谷の影響で、明日22日から明後日23日にかけて広く雨が降り、降り方が強まるでしょう。道北の内陸や日高山脈周辺を中心に大雨となり、多い所では明日から明後日の降水量が合計で300〜400ミリとなる恐れがあります。大雨による土砂災害や河川の増水などには十分注意してください。



●明日22日の天気 外での用事などは早めに済まそう


元台風9号である低気圧は、明日22日夜には沿海州方面に進む見込みです。このため北海道付近は気圧の谷の中となり、気圧の傾きがやや大きくなるでしょう。

明日は、オホーツク海側など東半分の地域で午前中に多少晴れ間が出るくらいで、広く雲に覆われます。次第に天気は下り坂となり、夕方に道南方面から雨が降り出すでしょう。夜には札幌を含めた道央や道北などにも雨の範囲が広がります。
道南方面や後志地方周辺を中心に時折降り方が強まるでしょう。また午後は次第に風も強まる所が多くなり、傘が差しにくく感じられることもありそうです。
明後日23日にかけて大雨となる恐れもあるため、明日日中までの、雨が強まらないうちに外での用事を済ませておく、排水溝周りの掃除をしておくなど、対策を心がけるとよさそうです。


●明後日23日の天気 警報級の大雨の可能性


明後日は、元台風9号の低気圧からのびる前線が、北海道付近にかかるでしょう。

明後日の道内は全道各地で雨となり、道北や道央、道南方面など西半分の地域を中心に降り方が強まるでしょう。特に雨の量が多くなりそうなのは、台風9号が北海道付近まで北に持ち上げてきた暖かく湿った空気がぶつかり、雨雲が発達しやすい日高山脈周辺の地域です。明日から明後日にかけての降水量は、多い所で300ミリ〜400ミリとなる可能性があります。場合によっては警報級の大雨となる恐れもあるため、最新の気象情報や交通状況に注意が必要です。雨が強まったら、傾斜地や川のそばなど危険な場所には近づかないようにしてください。
また、広い範囲で風も強まって、横なぐりの降り方となることもあるでしょう。特に小さなお子さんなどは、外出の際カッパやレインコートを着用するとよさそうです。



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