ミラン、FWアブラハムをレンタル移籍で獲得！　ローマからジルーの“後釜”確保に成功

　ミランは30日、ローマからイングランド人FWタミー・アブラハムがレンタル移籍にて加入することを発表した。

　現在26歳のアブラハムは2004年にチェルシーの下部組織へと入団し、2016年5月にトップチームデビューを飾った。以降は、ブリストル、スウォンジー、アストン・ヴィラと3シーズン連続でイングランド国内にレンタル移籍し、2019−2020シーズンからチェルシーへ復帰。2年間で公式戦79試合出場30ゴール8アシストの成績を残したが、トーマス・トゥヘル監督が指揮官に就任してから出場機会が減少し、2021年8月にローマへの完全移籍が発表された。

　移籍初年度から公式戦53試合出場27ゴール5アシストを記録するなど、イタリアの地でも主力として活躍を続けていたアブラハム。しかし、前十字じん帯損傷から復帰して以降はベンチスタートが増加し、昨シーズンは公式戦12試合出場1ゴールと苦しい結果に。ローマがチーム2番目の報酬を受け取る同選手退団を許容したと報じられ、今夏での移籍の可能性が高まっていた。

　そんななか、元フランス代表FWオリヴィエ・ジルー（現：ロサンゼルスFC）の後釜を探すミランが、アブラハムの加入を正式発表。1年間のレンタル移籍が決定しており、背番号は「90」を着用する。なお、イタリアメディア『フットボール・イタリア』によると、早ければ31日に行われるラツィオ戦でメンバー入りする可能性もあるようだ。