義父が部屋を覗き込み、惨状を目にするやいなや固まってしまいました……。コウヘイは泣きじゃくっています。
コウヘイの手には壊れた鉄道模型が握りしめられています。いつもコウヘイに優しくしてくれる義父。けれどいま何を思っているのかはわかりません。
もうおすそ分けのリンゴどころではありません。私たちは逃げるように帰ることになりました。帰りの車の中も、当然ながら重々しい空気に包まれていました。コウヘイも随分泣いて反省しているので、これ以上責める気にもなりません。いつの間にかコウヘイは泣き疲れて寝てしまっていました。
夫は若いころから義父の鉄道模型を見てきたため、多少は種類や値段がわかるかと期待して聞いてみました。ところが……。
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義父の大切にしていた鉄道模型を壊してしまって、泣きじゃくっていたコウヘイ。私は思わず大きな声で叱り飛ばしてしまいました。
しかし一方、義父の第一声はコウヘイのケガを心配するものでした。しかしその後壊れた模型を目の前にすると、義父は目に見えて落胆。義母の機転で私たちは義実家をあとにしました。弁償したほうがいいのかもしれないと考えていた私。ところが夫から「10万以上することもある」と聞いて驚いてしまいました。
わが家の家計からそんな大金をポンと出すのは難しいです。
【第3話】へ続く。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・motte 作画・ちょもす 編集・横内みか
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